櫻坂46・大園玲、研修生からセンターへ 飛躍の裏にあった「たたき上げの強さ」
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――グループ配属後、活動の上で意識の変化は?
大園:自分には「何もない」と考えるのをやめました。グループに配属されるまでは、何もないから「吸収しなきゃ」「自分は遅れている」と思っていたんです。でも、「何もない」と考えるのは逃げているだけだし、配属後は自分の中にある強みを見つけて、出すのが大事だなと気が付きました。
――「強み」を出すためにしたことは?
大園:「ほかのみんながやっていないことは何だろう」と考えて、メッセージアプリでは毎日更新をして、ブログの書き方も工夫しました。
――2020年10月に櫻坂46へ改名して以降は、シングル表題曲歌唱メンバーの常連に。5thシングル「桜月」では初の「櫻エイト」に選ばれ、共通カップリング曲「Cool」では初のセンターに抜てき。ソロでも活躍の場を広げています。
大園:ソロ活動が増えるにつれて、グループの代表として「何かを残さなきゃ」という意識が強くなって。あと、活動のすべてを「自分のストーリーにしよう」と考えられるようになりました。
――大園さんの「ストーリー」とは?
大園:(櫻坂46の)1stシングル「Nobody's fault」で初めて表題曲の歌唱メンバーに入っても、そこからなかなか櫻エイトに入れなかったことは「自分のストーリーになる」と考えるようにしました。その後、「桜月」で櫻エイトに選ばれて、カップリングのセンターを任せていただいたのも「ストーリー」だなって。研修生の経験があるからこその根性、たたき上げの強さを発揮するのが自分のやるべきことだと思っています。
――お話を伺っていると、ストイックですよね。今の自分に「足りない」と思うもの、目標はありますか?
大園:足りない部分はたくさんあります。でも、何事も「足りている」「満たされている」と思いたくないところもあるんです。目標は、難しい…。心の中にはあって、言葉にできる自信が付いたときに、応援してくださる“Buddies(櫻坂46ファンの愛称)”の皆さんへ伝えられたらと思っています。その日が来るように、頑張ります。
(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:上野留加)
櫻坂46・大園玲1st写真集『半分光、半分影』は光文社より4月18日発売。価格は2200円(税込)。