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中川翼、「お前は藤原竜也になれ」と言われた小4時代 注目の若手俳優が明かす“役者としての武器”とは

映画

◼中川が思う“俳優業の魅力”とは?

 石川でオールロケを敢行した本作。「金沢駅に着いて、『やるしかない』という気持ちで撮影に挑みました」と覚悟したというが、「現場に入ったら、金沢という街の雰囲気と、現場の皆さんの和やかさに一気に緊張が緩和されました」と感謝した中川。演じた蓮は、恋や将来に悩みながらも、仲間とカレーを通して友情を育み、人の温かさを力に前へ進んでいく。中川も同じように、撮影現場の仲間と力を合わせながら、主演として走り切った。

 とりわけ、蓮たちが大鍋で大量のカレー作りに挑むシーンの撮影は印象深いと振り返る。「僕の学校でも文化祭がありましたが、コロナ禍ということもあって、いろいろと規制されている部分もあって。本作の撮影で、文化祭のような気分を味わえたのはとてもうれしかったです。自分の人生だけでは経験できないこと、やり残したこともできるというのは、この職業の良いところの1つですよね。学校のシーンは、本当にみんなと一緒に過ごしているような気分になりました」と喜んだ。「大鍋のカレー作りのシーンで、現場の団結力がより深まった気がしています。文化祭って、やっぱりパワーがありますね」。

映画『スパイスより愛を込めて。』より (C)2023「スパイスより愛を込めて。」製作委員会
 しかしながら、大鍋のカレーは「僕が違うシーンの撮影をしている間に全部なくなっていた!」そう。「みんな、おいしくておかわりしたのかな。食べたかったな…」と苦笑いを見せた。それでも、「撮影の最終日に、金沢カレーのケータリングがあったんです! 東京に帰ってからも金沢カレーを探すくらい、見事にハマりました」と無事においしいカレーを食べられたようで、「この作品に出演していなければ、金沢カレーのことも知らなかったと思います。キャベツが乗っているのが特徴なんですが、キャベツとカレーってすごく合うんだなと思いました」と目尻を下げ話していた。

 また、ジェンダーレスな主人公の蓮を演じたことで「彼を通してLGBTQをはじめ、現代の社会問題についてもより深く考えました。俳優業は、いろいろな発見のある職業だと思います」とあらゆるうれしい出会いがあったと続けた。

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◼役者としての転機&武器は?

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