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中川翼、「お前は藤原竜也になれ」と言われた小4時代 注目の若手俳優が明かす“役者としての武器”とは

映画

中川翼
中川翼 クランクイン! 写真:松林満美

 映画『耳をすませば』や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合ほか)など話題作への出演が相次ぎ、若手実力派俳優として進化を続けている17歳の中川翼。石川・金沢市を舞台にした青春映画『スパイスより愛を込めて。』では、悩みながらも仲間と奮闘していく主人公を等身大で演じ、見る者に爽やかな感動を届ける。今回、2度目の主演を務めた中川。「初主演の時とはまた違った緊張感やプレッシャーがありました」と話す彼が、追いかけたくなる背中として憧れている菅田将暉への思いや、大河ドラマへの出演を振り返りながら、本作で得た役者業の喜びを語った。

【写真】笑顔が爽やか! いろんな表情を見せてくれた中川翼の撮り下ろしカット(全10枚)

◼「座長としてみんなの土台を作っていきたい」

 本作は、いまや全国的にも広く知られるご当地カレー“金沢カレー”をはじめ、カレー店が多い都道府県ランキング3年連続1位に輝いた石川の古都・金沢市を舞台にした青春群像劇。新たなウイルスが蔓(まん)延した影響で世界的にスパイスが不足し、「この世からスパイスが消えてしまった…」という未曽有の事態に直面する中、カレー好きの高校生の蓮(中川)が、スパイス不足の謎に迫っていく姿を描く。

 中川が映画の主演を務めるのは2021年公開の映画『光を追いかけて』以来。今回のオファーについて、「最初は、“カレーの映画”だということ、そして“主演”という2つの情報だけを聞いて。一体どういう作品なんだろうとワクワクしました」と大きな笑顔をはじけさせた。

映画『スパイスより愛を込めて。』より (C)2023「スパイスより愛を込めて。」製作委員会
 台本を読んで、青春の甘酸っぱさとカレーの魅力が見事に重なった内容に期待が膨らんだというが、同時に「高校生になってから、主演は今回が初めてです。中学生で映画初主演を務めさせていただいた時は、『何が起こるかわからない』というジェットコースターに乗っているような気持ちでした。でも今回は『座長としてみんなの土台を作っていきたい』という思いもあり、初主演の時とはまた違った緊張感やプレッシャーがありました」と打ち明けた。

 撮影前の中川の不安な気持ちを支えたのは、事務所の先輩でもある菅田将暉と、母の存在だという。「僕は菅田さんのいろいろな作品を何度も見ていて、今回は『帝一の國』を見返しました。帝一は、いろいろな人と関わっていく高校生。今回僕が演じた蓮は、誰とでも仲良くなれる青年ですが、家族や友達など、対峙(じ)する人によって距離感が違います。帝一の相手との距離感やベクトルを参考にしようと、じっくり見ました」と語った。

中川翼
 さらに「いつも悩んだ時に相談に乗ってくれるのは、母です」とにっこり。「母とはいつも反省会もしています。『耳をすませば』では中学生の天沢聖司を演じましたが、映画を見た母から『チェロの演奏に緊張が見えた』と指摘されて(笑)。褒めるだけでなく、反省点やアドバイスもくれるので、すごく心強いです」と厳しい目で評価しながら、叱咤激励してくれるという。

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◼中川が思う“俳優業の魅力”とは?

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