神田愛花、「バラエティには向いていない」と自己分析 『ぽかぽか』MCに挑む妻に夫・日村勇紀がかけた言葉とは
――以前、目標として安藤優子さんを挙げていらっしゃいましたが、その理想像は変化しましたか。
神田:安藤優子さんのように、女性が1人で月~金の帯の報道番組を任せられるような存在になりたいという思いは変わりません。それには、視聴者の皆さんと制作の皆さん、両方から信頼を得ていないと任せてもらえないと思うんですけど、60代でも良いので、将来的になりたいですね。実は『ぽかぽか』もそのための勉強なんです。
――『ぽかぽか』は安藤優子さんへの道の一歩だったのですね!
神田:『ぽかぽか』は、自分の中では2時間のドキュメンタリーだと思っていて。生放送なので、リアクションも、どうツッコまれるかも、誰がどう動き始めるかも決まっていない、分からない。そんなドキュメンタリーの場にいると思って毎日臨んでいます。
――バラエティで売れっ子になって、理想像が変化したわけではないのですね。
神田:理想像に近づく難しさは実感しています。昔は「40代には報道番組や情報番組をやれていたら良いな」と思っていましたが、今は『ぽかぽか』におりますので、夢をさらに20年後ぐらいに再設定し、60歳ぐらいでなれたらと思っています。その間ずっと『ぽかぽか』を20年でも30年でもやらせていただき、『ぽかぽか』の場をお借りしながらジャーナリズムを勉強して、神田だったら任せられると思ってもらえるように鍛錬していきたいです。
――今のご自身の強みとは?
神田:43歳になりまして、自分の中でおばさんだという認識が100パーセントできるようになったことです。開き直れる、怖いものがないことをすごく明るく感じておりまして。年齢を重ねると共に恥ずかしさを取っ払うことで、共感してくださったり、面白いと思ってくださったりする方が増えたと感じています。
――逆に今のご自身にとって課題はありますか。
神田:『ぽかぽか』をもっと多くの方に見ていただくことです。これだけスタッフさんの雰囲気が良くて、熱量がある番組は、今の時代に数えるほどしかないと思うんですよ。現場に怒号など飛ぶことなく、みんな前向きに、とにかく今日の生放送を面白くしようとしている、そのエネルギーが画面から出ている番組だということをできるだけ多くの方に伝えるのが自分の課題です。
――3時間生放送のゴールデン特番『ぽかぽかゴールデン』も放送されます。見どころを教えて下さい。
神田:「ぽいぽいトーク」を中心に展開する3時間生放送ですが、体がもう2時間に慣れてしまったので、3時間をまた全力でお伝えできるよう調整していきます。2分だけでも見ていただければ、どんな方でも明るい気持ちになれる番組だと思うので、絶対に期待は裏切りません。一人でも多くの方に見ていただきたいです。
(取材・文:田幸和歌子 写真:高野広美)
『ぽかぽか』は、フジテレビ系にて毎週月曜~金曜11時50分放送。『ぽかぽかゴールデン』は、同局系にて6月29日19時放送。