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伊藤沙莉、劣等感や悔しさを感じた時期は“大切なもの” 30代は「もう少し余裕が欲しい」

ドラマ

◼︎劣等感や悔しさを感じた時期は、とても大切なもの 30代は「もう少し余裕が欲しい」



 芸能生活20年の歩みの中では、オーディションに落ち続けた過去もある。「当時の前に進むための材料は、劣等感や悔しさだった」そうで、「これは絶対に必要な時期でした」と伊藤。そういった原動力に変化もあったといい、「今は、家族に褒められたり、作品を観てくださった方に『面白かった』と言ってもらえる瞬間が、一番の原動力になります。うちの家族は、言いたいことをバンバンいう家族で。家族に『同じような役をやっていたな』と言われたくないので、『新しいものを見せなければいけない』というミッションもあります。家族を喜ばせて、納得させたい」と語る。

 “人生のリスタート”がテーマとなる本作だが、伊藤の持論は「転機は何度も訪れる」ということ。2005年のドラマ『女王の教室』で共演した天海祐希から「気を抜かずにお芝居をしていれば、絶対に誰かが見つけてくれる」と声をかけられたことは、「今でも心がけていること。天海さんとの出会いは、大きな転機」だというが、「今いるのは到底、自分の力で辿り着ける場所じゃない。出会った人がすべて、私を転機に導いてくれた」と感謝をあふれさせる。


 伊藤は来年5月の誕生日で、30代に突入する。「『いよいよ大人だな』という感じがしています。正直20代というところの甘えはありましたし、溌剌(はつらつ)と生きていればよかったようなところもあって」とほほ笑みながら、30代に向けて「自分で言うのもなんですが、私は素直なほうなので、楽しいこと、悲しいこと、すべてがモロだしなんです(笑)。もう少し余裕が欲しいですね。そしてこれからは、引っ張られるだけではなく『ついて行きたい』と思ってもらえるような人になっていかないといけない。徐々に大人になっていけたらなと思っています」と大きな笑顔で未来を見つめていた。(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)

 ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』は、テレビ朝日系にて7月4日より毎週火曜21時放送(初回拡大スペシャル)。

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