山下智久&新木優子、“上司と部下から恋人へ” 「とにかく優しい」「努力家」 5年ぶり共演の印象明かす
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――おふたりが共演するのは5年ぶりかと思います。改めてお互いの印象を教えてください。
新木:久しぶりに山下さんと共演できると知ったときは、素直にうれしかったです。前回共演した時は、山下さんが天才的なお医者さんで私は新人という役柄だったんです。だからまさか恋に落ちるような役を演じることになるとは思わなかったのですが、この作品を通して新しい関係性を築くのが楽しみでした。
山下:距離が近くなったがゆえに、以前にも増して努力家な方なんだなと改めて思いましたね。ピアノに手話にとやることがたくさんあったと思うんですが、役に対して時間を費やして丁寧に作り上げていく。そういう強さを持っている方なんだなと感じて、改めて尊敬しました。
新木:うれしいです…! 私は前回ご一緒したときは雲の上のような存在だなと思っていました。でも時間が経って、私が当時の山下さんと同じくらいの年齢になったことで、以前よりも話す内容や共有できるものが増えて。それが感慨深くてうれしかったです。でも、とにかく優しい、というところは変わらないなと思いました。人に緊張感を与えず、周りに気を遣わせず、常にナチュラルに振る舞ってくださったので、今回も助けられました。
山下:うれしいですね。これからも優しくしていこうと思います(笑)。撮影は時間もなかったり、真治の家のセットが結構狭かったりと、大変なことも多くありました。そんな中で新木さんが華やかにしてくれたおかげで、僕自身もすごく救われていましたよ。
■試写会で「我慢できずに泣いてしまいました」(山下)
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――最後に完成した作品を観た感想と、メッセージをお願いします。
新木:「幸せって何だろう」とか、今まで考えたことがなかったようなテーマについて考えることができる、いいきっかけになりました。老若男女問わず、新しい自分を見つけられるような素敵な作品になっていると思います。
山下:僕はこの作品を試写会で観たんですが、監督が隣にいて、周りもスタッフさんだらけだったので「絶対に泣かないようにしなきゃ」と思ったんです。でも我慢できずに泣いてしまいました。正直、自分が出演している作品って、どうしても客観的に観られないんですけど、今回はすごく没入できたんです。「愛」って普遍的な共通のテーマだと思うので、世代や年齢、性別問わずに、いろんな人に観てほしいです。観た後に大切な人に連絡したくなるような作品になっていると思います。
(取材・文:於ありさ 写真:上野留加)
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