上白石萌歌、大学卒業し役者業一本に 不安と戸惑いの中で生まれた意識の変化
『パリピ孔明』場面写真 (C)フジテレビ
劇中、英子は歌唱シーンを披露する。上白石自身もアーティストとして活躍しているが、「普段活動させていただいているときの声質と大きくは変えられないとは思うのですが、なるべく英子のトーンを大切に、どんなキーでどんな発声をするのか……ということは、探っています」と英子らしさを模索している。「今回はいろいろなジャンルの曲を歌っています。普段の音楽活動では結構落ち着いたトーンの曲が多いので、今まで歌ってこなかったような曲も多く、大きな挑戦です」。
歌手として、俳優として活動している上白石だが「歌いながらお芝居をするというのは、とても難しい」としみじみ語ると、「最初英子の歌は誰からも聞いてもらえないのですが、だんだんお客さんが増えていくんです。そのとき、英子にも変化が見えてくるのですが、どういう風に英子のなかで芽生えた気持ちを歌いながら表現するのか、細かく監督やステージングのチームと話し合いながら決めました」と撮影でのエピソードを披露する。
本作で英子を演じたことで「すごく高い壁をたくさん与えてもらい、毎日少しずつ乗り越えられている」と充実した日々を送っていることを強調すると、「特に歌唱に関しては、本当にいろいろな挑戦をさせていただき、今まで開かれていなかったような扉を開けていただいているなと。挑戦することの大切さを実感しています」と語った。