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あのちゃん、マルチな活躍で魅せるたくさんの“顔”「僕からしたら全部本当の自分」

映画

■知名度が大きく上がるも「僕自身は何も変わっていない」

 演技を行い、主題歌を制作し、歌う。さまざまな表現を駆使して作品を彩ったあの。ほかにもバラエティ番組への出演など、多面的な活動を見せる。あのは「あまりそれぞれの仕事で、なにか意識して使い分けているという感覚はないんです」と語ると「でも見ている人からすれば、バラエティの僕と、音楽やっているときの僕は全く違うと感じていると思います」と客観的な視点で自身を顧みる。

 「きっと入り方によって、僕のイメージって大きく変わるんでしょうね。音楽から入った人は、バラエティの僕を見て『こんなのあのちゃんじゃない』と言うかもしれないし、バラエティで僕を知った人は、『こっちのあのちゃんが本物だよ』という人もいる。僕からしたら、全部本当の自分なんですけどね」。

(C)2023『鯨の骨』製作委員会
 こうしたイメージについてあのは「すごく面白い」と笑うと、「自分では1人の人間なのに、その都度いろいろなイメージを持っていただけるというのは、すごくありがたいこと。人ってもともと一面的ではなくて、何層もあるじゃないですか。それぞれのチャンネルで、いろいろな僕を知っていただけるのは、やりがいにもなりますし、自信にもつながります」とプラスに考えているという。

 多方面での活躍から、近年知名度は大きく上がっている。「正直、僕自身は何も変わっていない」と言いつつも、街中で声を掛けられることは格段に増え、番組等で発言したことが、話題になるという変化には気づいている。

 「僕の知らないところで、僕のことが話題になっていることが耳に入ると、嫌だなと思ったり、ちょっとしたストレスになったりすることはあります」と胸の内を明かすと「SNSは僕の一部分であるだけなので、それがすべてではない。僕自身もそこにある情報を決めつけず、思い込まずにいたい」と適度な距離で接しているという。


 映画主演を果たし、また1つ表現方法の可能性が増えた。あのは「撮影中、自分じゃない人格になるということは、とても楽しくて有意義な時間でした。みんなで1つのものを作り上げていくというのは、非常に魅力的でした」と俳優業への意欲は増した。さらにあのは「ライブの演出を含め、スケールをもっと大きくしていきたい。そのためには、多くの人とコミュニケーションを取ることが大切になってくるので、俳優業にしても、歌にしても、バラエティにしてもモデルにしても、力は抜いても手は抜きたくない」と全方位で突っ走ることを誓っていた。(取材・文:磯部正和 撮影:松林満美)

 映画『鯨の骨』は10月13日公開。

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