『ぼっち・ざ・ろっく!』青山吉能&長谷川育美 ライブ“恒星”を振り返る「改めて、この人が主人公だと思いました」
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――改めて、5月21日に行われた「結束バンドLIVE‐恒星‐」を振り返っての感想をお聞かせください。
青山:ライブ前の2ヵ月間は、ずっと歌とギターに向き合っていました。その期間を経て、後藤ひとりが歌う「転がる岩、君に朝が降る」の解釈が自分のなかでより深まりました。終わった後は、達成感と共に「この2ヵ月間が5分で終わっちゃったんだ」という寂しさみたいなものもありましたね。
長谷川:ソロ歌唱の経験がほぼなかったので、ライブで13曲も歌唱するという話を聞いたときにマネージャーさんが「大丈夫? やれる?」って心配してくださって。ただ、結束バンドとしてのライブをやりたかったから、私は即答で「絶対にやりたいです」とお伝えしました。私がつまずくと、ライブ全体が崩れるというプレッシャーもありましたが、結束バンドとして私が2曲披露したイベント「ぼっち・ざ・ろっく!です。」からの1ヵ月は、自分の中でも「すごく頑張った」と言えるくらい練習に励んだ期間でした。結果、本番は最初から最後までぜんぶ楽しかったと言えるライブになりました! ライブ終了後も余韻がすごくて、SNSで感想を見たり、アーカイブをずっと見ちゃったり(笑)。
青山:私なんて、1曲しかやっていないのにライブの余韻にめちゃくちゃ浸っちゃって(笑)。次の日が「ぼっち・ざ・らじお!」の収録だったのですが、コーナーを全部飛ばして、育美とずっとライブについて語りまくりました。ライブ当日も、次の日もその次の日もSNSでお客さんが盛り上がっているのを見て、うれしかったです!
長谷川育美
――山田リョウ役・水野朔さんと伊地知虹夏役・鈴代紗弓さんのパフォーマンスを見た感想も教えてください。
青山:朔は本番前「すごく緊張する」と言っていて。最初はその緊張が伝わってくる部分もあったのですが、段々とお客さんの熱と曲と一緒に盛り上がっていっていると感じました。「カラカラ」はクールで淡々とした曲というイメージがありましたが、ライブでその印象が変わった気がします。
長谷川:お客さんと生の音楽と共に、会場全体がどんどんノっていく瞬間を目の当たりにしました。彼女はもはや、アーティストです。めちゃくちゃよかったですね、朔のステージ。
青山:紗弓のステージは、彼女が持っている“太陽パワー”を感じました。歌が上手なのはもちろんですが、それだけではあの「陽」を表現できない。
長谷川:虹夏を演じているから頑張って「陽を出す」という感じではなかったんです。己の太陽パワーで作り上げていくステージに、感動しました。