迫田孝也、『VIVANT』『ハリポタ』大活躍の1年 新年は俳優を目指すきっかけの三谷幸喜と再タッグで幕開け
――2023年の迫田さんを語る上で『VIVANT』で演じた山本役は避けて通れません。前半のみのご出演ですが、大変インパクトのある役どころでした。
迫田:皆さんからの反響はありがたく頂戴いたしましたが、放送されるまではちょっと怖いところもありました。あの堺雅人さんに唾ひっかけるなんて…! 放送されたら袋叩きにあうんじゃないかと怯えていたんですが、幸いにも、お許しをいただけたはずです…。SNSですぐに謝ったのがよかったんだと思います(笑)。でも本当に、クズな役であっても、あの作品の登場人物の1人として大きな反響を頂けて、とてもうれしかったです。
――最近はドラマへの出演が発表されると、今回の迫田さんは信じていいのか? また今回も悪いのか?という声でSNSがにぎわいます。そうした声は…。
迫田:もちろん届いています。そういう役を任せていただくことも多かったので、今回は何もないのにな…という役でも、今回はどっちなんだ…?という世論に左右されて、撮影中に心が勝手に揺らいでいました(笑)。
――今後こういう役に挑戦したいという思いはありますか?
迫田:どんな役をやりたいというよりも、この役をやってほしいと言っていただけた、その思いに応えたいという気持ちの方が強くあります。それがどんなにクズであっても、どんなに優しくても、作品の中でその役の人生を全うしたいと思っています。
(取材・文:編集部 写真:高野広美)
舞台『オデッサ』は、東京・東京芸術劇場プレイハウスにて2024年1月8日~28日、大阪・森ノ宮ピロティホールにて2月1日~12日、福岡・キャナルシティ劇場にて2月16日~18日、宮城・東京エレクトロンホール宮城にて2月24日~25日、愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて3月2日~3日上演。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演中(迫田孝也は2024年3月公演以降に出演する予定)。