『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE』蕨野友也&伊藤祐輝&田口清隆監督 劇場版は“王道一直線”で“ド直球”の怪獣映画に
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――放送を観ていても「SKaRD」のみなさんからは、絆の深さや仲の良さを強く感じました。一番最初の顔合わせから仲が良かったのでしょうか?
(左から)蕨野友也、伊藤祐輝
蕨野:顔合わせのときは俺いなかった…。
伊藤:(笑)
田口:最初はね(笑)。でも、まさに「SKaRD」っていきなり寄せ集めみたいな感じで始まったので、まさに同じような状態でみんなスタートしたんですよ。
伊藤:僕は、役を通してみなさんのことを少しずつ知っていったような感覚でした。
――印象に残っている話数や現場でのエピソードはございますか?
映画『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』場面写真 (C)円谷プロ(C)ウルトラマンブレーザー特別編製作委員会
田口: TVシリーズの最終回で、ゲントさんがウルトラマンブレーザーに変身するシーンです。スケジュールの都合でどうしてもそうならざるを得なかったのですが、実はあれ、劇場版の冒頭のシーンと、ロケ地と撮影日が同じなんです。TVシリーズ最終回の満身創痍のゲントさんの状態で蕨野さんは朝に現場入りするわけなのですが、最終回の撮影の前に劇場版の仕掛けなどの段取りを決めておかないといけない。まずはその段取り決めて火薬などの仕掛けを仕込んでいる間に、最終回で気持ちが最高潮に入ったゲントさんをやってもらって、それが終わったらまた劇場版の撮影に戻って冒頭のシーンを撮るという…とんでもないスケジュールを組んでしまって本当に申し訳なかったというか。
蕨野:でもあの日はすごく楽しかったです。TVシリーズに関して言えば、あれがどう転んでも最後になるからこそ、今の自分の身体の状態や精神状態はこれでいいのかなって悩むこともあったりして、夜遅くにいきなり田口監督をカフェに呼び出して相談したりとかして(笑)。いろいろとご迷惑をおかけしました。