阿部サダヲ、子どもに言われた「誰ですか?」に奮起! 久々の“キレキレ”キャラへの気合を語る
「大人計画」では何度も同じ舞台を踏み、宮藤脚本作品への出演も枚挙にいとまがない。年齢が同じなど、阿部と宮藤の共通点は多い。今回も作品についてなにか話をしたのか聞くと「そういう話は全くしないんですよ」と苦笑い。
それでも阿部は「同い年ですし、だいたい言わんとしていることは分かるんですけれどね」と照れくさくて面と向かって話はしないが、相手が考えていることはなんとなく伝わるという。「最近ではLINEみたいなツールもあるので、たまにやり取りはするようになりましたが」と笑うと「今回も直接言われていませんが『よろしく』というのは、脚本を読んでいると感じ取れる部分はありますね」と語る。
脚本家であり、俳優として同じ舞台に立つこともある。さらにバンドメンバーという側面も持つ宮藤だが、阿部にとっては「あまり役者として絡んだことがないので、やっぱり作家とか作り手というイメージの方が強いですかね」と関係性について述べると「僕らの知らないことをたくさん知っていますからね」と笑う。
その一例として大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK総合ほか)のエピソードを挙げた阿部。「宮藤さんが急にリオオリンピックに行くと聞いたんです。僕らは『宮藤さん、なにか東京オリンピック関係の仕事をするのかな』と話していたんです。そうしたら大河ドラマで……。あの作品で僕も出演させていただきましたが、宮藤さんからしてみれば、僕がお話をいただくずっと前から知っていたわけですよね。作家なんだし。そういうところを考えても、やっぱり作り手側というイメージが強いんですよね」。