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『SHOGUN 将軍』鞠子役抜擢のアンナ・サワイ、ハリウッド女優へと羽ばたいたその道のり

海外ドラマ

◆日本人女性の“奥行き”ある描き方に共感


ディズニープラス『SHOGUN 将軍』場面写真 (C)2024 Disney and its related entities Courtesy of FX Networks
 最新作『SHOGUN 将軍』でアンナが演じるキャラクターは、“謀反(むほん)者の娘”という宿命を背負ったキリシタンで、漂流者として捕えられた按針(コズモ・ジャービス)の通訳に抜擢された謎めく女性。以前、島田陽子さんが演じ、一躍国際派女優として注目を集めた大役だ。当初、その人物像を理解していなかったアンナは、鞠子役をあまり掘り下げずにオーディションを受け、一度は落選の憂き目を見ている。ところが数週間後、「ディレクターと密に話し合いをした上で、もう一度演じてほしい」という連絡を受けて、アンナは再びトライすることになる。

 「鞠子を掘り下げると、キリシタンの心と侍の心を持ち併せたとても繊細な女性であることがわかったんです。たくさんの傷を抱えながら自身の務めを見つけ出していくところは大いに共感しました。監督やプロデューサー、脚本家の方々との話し合いのなかで、鞠子への理解を深めてからは、私にとってとてもリアリティーのあるキャラクターになったと思います」と当時を振り返る。

ディズニープラス『SHOGUN 将軍』場面写真 (C)2024 Disney and its related entities Courtesy of FX Networks
 さらに、「これまでさまざまな海外のプロジェクトに参加してきたなかで、日本人女性の描き方に対して疑問を持つことが多々ありましたが、この作品は原作を忠実に描きたいということで、鞠子に色濃いストーリーをきっと与えてくださるに違いないと確信しました。従順でセクシー、ハードアクションも厭わない、というアジア系女優の偏ったニーズを払拭し、語らずとも鞠子の葛藤が滲み出るように心を込めて演じたい…これは私にとって大きなチャレンジになりました」と力を込める。現マネージャーと二人三脚でハリウッド女優への道を切り拓いてきたアンナにとって、本作は大きなターニングポイントとなる。

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◆レジェンド・真田広之は“学び”の宝庫

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