反町隆史、何度もあった『GTO』復活オファー 26年ぶりの実現は「今だったら鬼塚英吉が話せる何かがある」
松嶋菜々子、池内博之、山崎裕太、窪塚洋介、小栗旬らなつかしい顔ぶれが再集結(C)カンテレ
26年ぶりに『GTO』を復活させるにあたり、制作陣とは綿密な打ち合わせを重ねた。「台本も決定稿に至るまで準備稿は12稿までになりました。スタッフそれぞれが考える『GTO』の全てが一致するまでには、やはりそれなりの時間がかかりました。でも、26年前とは脚本家さんも制作陣も違ったので、そこのすり合わせが大事でしたね」と振り返る。「僕が最初から最後までこだわったことは、当時観ていただいた方に『これがGTOだよね』『これが言いたいんだよね』と思ってもらうということ。楽しみにしてくださっていた方に裏切りがないような形で演じたいし、そういう本を作りたい」とも。
今回の出演にあたり、過去の映像を観返したという反町。役作りとして何か特別に気にかけたことはないと話す。「今回はみんなで脚本をいろいろ作り、打ち合わせを重ねていく中で、自分の中に鬼塚の言葉やキャラクターが徐々にしみ込んでいくところがありました。なので、現場に立ったときには普通に『あ、この感じだな』というものがあったので、無理しているところはなく、26年前と変わらない自分がいました」。
本作には、26年前に生徒役を務めた池内博之、山崎裕太、窪塚洋介、徳山秀典、小栗旬、さらには鬼塚の親友・冴島役の藤木直人らが再集結することも大きな話題に。現場の雰囲気を聞くと、「しゃべんなくても当時のような雰囲気をすごく感じました。男同士だし余計な会話があるわけではないんですが、なんか懐かしいなっていうのを皆さん感じていたんじゃないかなと思います」との答えが。「意外と山崎くんがいろんなことを覚えていて。僕は過去のことは忘れっぽいというか、 “え? そんなことあったっけ?”という感じなんです(笑)。みんなでグループLINEを作ったんですが、池内くんが当時のスケジュール表を送ってきて、“なんでこんなの持ってるの?”ということがあったり」と笑顔。「みんなが個々に『GTO』という作品に対して、すごく愛情も思い出も全部背負いながら26年間いてくれたんだなっていうのが一番うれしかったです」。