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反町隆史、何度もあった『GTO』復活オファー 26年ぶりの実現は「今だったら鬼塚英吉が話せる何かがある」

ドラマ

◆50歳を迎えても鬼塚も反町も熱さは変わらない


『GTOリバイバル』ポスタービジュアル (C)カンテレ
 反町は昨年50歳を迎え、今年は俳優デビュー30周年という節目の年を迎える。「自分が演じてきた役もそうですし、1つ1つの積み重ねが自分自身を作ってきていると感じています。作品や役というのは出会いだと思うんですが、今回の作品のように、言いたいことを言えたり、令和のこの世の中にメッセージとして伝えたいことを作品を通して伝えられる、それはすごく自分にとって価値のあることだと思っています」と俳優業のやりがいを語る。

 この30年を振り返ってもらうと、「山あり谷ありというか、流れっていうのは、いい方向にいけば悪い方向にもいくし、悪い方向にいけばまたいい方向にもいく。その繰り返しだと思うんですよね。ずっと流れるかっていったら、この世界は自分じゃどうすることもできないことや、自分の考え1つではどうにかならないところもあったりするじゃないですか」と語る。「そういった部分では、30年間は振り返ってみるとあっという間だったんですが、ただ僕自身、俳優としてどういうふうになりたいかっていうのは、正直そこまであんまりないんです。1つ1つ選択をして自分の仕事に責任を持って向き合うことが、結果として自分という人間がどういうふうに変わっていくかということに繋がっていくと思っているんです。俳優というよりも、人間としてという、そちらに対する意識の方が強いですね」。

 26年前は生徒役との年齢差も小さく、兄貴分のような鬼塚と生徒の関係が描かれた。50歳を迎えた鬼塚と生徒には、親子ほどの年齢差がある。「確かに僕もそれは現場で感じていて。今回は娘くらいの感じでもあるので、そこが当時とまたちょっと変わっている部分であり、鬼塚が大人になれた部分でもあります。でも、鬼塚も僕も50歳ですけど、とにかく熱くやるっていうのが『GTO』ですから。そのエネルギーが観てくださる方に伝わって、“あ、この瞬間っていいな!”と思ってもらえるよう、みんなで“熱さ”にこだわって作りました。令和の時代を生きる若い皆さんにも、このドラマが何かのヒントになったり、何かのきっかけになったらいいなと思っています。クライマックスの鬼塚のセリフに、僕が伝えたいメッセージを込めましたので、そこもぜひ観ていただけたらうれしいです」。

 令和になってもブレない鬼塚を通して、反町が熱く伝えるメッセージをしっかりと受け止めたい。(取材・文:近藤タイスケ)

 『GTOリバイバル』は、カンテレ・フジテレビ系にて4月1日21時放送。

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