元和牛・川西賢志郎、妻とは「めっちゃ仲良い」 “理想の夫婦像”から今後の展望まで語る
――今回、テレビドラマでの演技となりますが、これまでテレビではコントの演技を披露されたことがあります。ドラマとコントの演技の違いは感じますか?
川西:これはちょっと僕も分からないですね。ただコントは、やっぱりどこまでいってもコント。中心に「お笑い」があるから、「お笑い」から外れなければ割と見せ方の部分は好きにさせてくれたりするんです。ドラマって、中心にそこまで強い「笑いのため」っていう軸があるわけではないから、もともと監督が描いている正解があって、それに僕が準備していったものを合わせに行くってことはしなきゃいけないだろうなとは思いますね。ただそこがなかなかできないし、僕なんかは経験がないから、できてないんだろうなってことは感じたりします。
――今後も、川西さんの演技を拝見することはできそうですか?
川西:もしまた次何かお話がいただけたら、自分がお力になれるか、やりたいなと思ったらやらせてもらうかもしれない。そこは一つ一つ丁寧に向き合って、ご縁があったらやっていこうと思っています。
――俳優としての川西さんとお笑い芸人としての川西さん、仕事に臨むうえで心境に違いがあるなと感じた部分は?
川西:それがねえ、「これは俳優業だから」みたいなことはないんですよね。例えば今までも、ネタをやる時はある程度ストーリーを作ってたり、展開によってリアクションしたり、感情を表現したり……それをどう伝えるかっていう工夫をずっとしてきてはいたんで、その延長線上で(俳優としての)仕事も、やらせていただいてるっていう感じが強いですかね。
――特になにかをはっきり分けているというわけではなく?
川西:それはむしろ逆にできないですね、俳優としての顔を作ろうとしても、1回もやったことのない顔なんか作れないから。ちっぽけでも、何か良い影響をもたらすことができたらなという思いでやってます。
――今回連続ドラマという新しい挑戦をされました。今後の展望はいかがですか?
川西:食わず嫌いはしないでおこうと思って。ある程度いろいろなことを一通りやらせてもらって、合わへんやろなと思う仕事も1回口にして食べて。何が合わへんかったかを言えないと失礼だと思うから、そのスタンスは守りながら。連続ドラマもそうですが、今までなかったものに出会える可能性は秘めていると思うので、その都度しっかり食べて、確認作業しながらっていうことは、今の状況だからこそやろうと思いますね。
(取材・文:小島萌寧 写真:高野広美)
ドラマ『ミス・ターゲット』は、ABCテレビ・テレビ朝日系にて毎週日曜22時放送。