元和牛・川西賢志郎、妻とは「めっちゃ仲良い」 “理想の夫婦像”から今後の展望まで語る
――今回演じる稲垣謙には歩美という奥様がいます。川西さんご自身も2022年にご結婚を発表されていますが、謙・歩美夫婦と川西さんご夫婦で、似ているなと思う点はありますか?
川西:自分で言うのも変かもしれんけど、まず「めっちゃ仲良い」ってとこじゃないですか。めっちゃ仲良いですよ、実際も。それは単純に、うわべで「イチャイチャする」とかそういうことじゃなくて、ちゃんとした話もするし。謙と歩美は、いちゃついたりもするんですよ。冗談めかした感じで。かと思えば、小競り合いしてしょうもないことで喧嘩もする。でも喧嘩したら多分、そんなに尾を引かずにお互いが歩み寄って、ちゃんと話して仲直りするんやろな、という夫婦像がドラマ通して見えてくるんです。そういう部分は実際の僕の夫婦においてもあると思うんで、そこじゃないですかね。似てる部分は。
――お互いにお話することで色々解決していく?
川西:そうです。やっぱり言葉に出して言わないと、分からないことって多いじゃないですか。(妻とは)お付き合いして結婚して数年一緒にいますけど、それでもいまだに、「あ、そうやったんや」っていうこととか、逆に「俺のことそう思ってたんや」とか、いろいろまだ出てくるものがある。だからこそやっぱり一生コミュニケーションを取り続けるっていう大切さはあると思う。それをちゃんとやってる感じがしました、謙も歩美も。
歩美が毎回ここ(頭)にね、食品サンプルのヘアピンをつけてるんですよ。物語の中ではそれを別にいじらないけど、稲垣謙として、歩美をいち女性として見る中で気づくようにはしてます。細かいところに気付けないということがどれだけ減点されるか……っていう怖さはね、男性みんな持ってるから。謙は、口に出す場面はないけどちゃんとしてます。
――結婚観について、川西さんには“理想の夫婦像”はありましたか?
川西:理想の夫婦像っていうのはあんまり持ったことないかもしれないですね。でも、僕はお酒が好きなんですが、プライベートで飲みに行った時に「この居酒屋ってなんか雰囲気良いなあ」と思う時って、お店の人から伝わったりすることってある。ドラマの中でも(謙と歩美は)そういう夫婦になったらいいんだろうなとは思うし、自分の実生活においても、なんとなくそれが理想像やったかもしれません。
――今は、そういったご夫婦になれている実感はありますか?
川西:謙と歩美みたいに2人で飲食店を経営して、というように、夫婦の空気を外側に出すことは自分たちはない。むしろ多分、お互いと一緒に仕事はしたくないなと思ってるんで。多分ぶつかっちゃうところがお互いにあるだろうなって思うからそれはないけど、(そういう夫婦も)なんかいいなって思います。