キスマイ・宮田俊哉、「大丈夫?」「アイドルなのに?」と言われた過去の自身に伝えたい「きみは大丈夫」
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映画『ブルー きみは大丈夫』場面写真 (C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
ブルーは、子どもたちにしか見えない“空想の友達”。子どものころの宮田は「おばけとかはあまり見えないタイプでしたが、想像とかはよくしていた」そう。「熱を出したときとか、部屋がめっちゃでっかくなって、自分がちっちゃくなる感覚はよくなったな。あれ大人になったらならなくないですか?」と振り返る。また、「30過ぎてからなんですけど、“イマジナリードッグ”は飼い始めました。柴犬を2匹(笑)。犬と一緒に暮らしたい!という気持ちが高まり、後輩のSnow Man・佐久間大介と『わんわんパトロール行こうぜ!』っていろんなワンちゃんを見に行っていて(笑)。その時には、まじで家にイマジナリードッグがいました。完全に“イフ”ですね」とらしさあふれるエピソードを教えてくれた。
本作には、ブルーを助けたいと奮闘する少女・ビーの父親役で声優の浪川大輔が出演している。浪川は、宮田が声優を始めた当初、声の芝居を教えてくれた師匠的存在でもある。「吹き替えに挑戦したいという夢もそうですし、浪川さんと共演したいという夢も叶いました」としみじみ語り、「浪川さんの指導を受けている時に、『愛してる』って言葉を言うレッスンがありました。『愛してる』『もっと感情込めて』『愛してる…』『愛してる!』と繰り返して。『じゃ次は愛してるを熱量を変えずにトーンを落として』とか、『熱量変えずに言い方を変えて』とか、いろいろな言い方を教えてもらった時に、気持ちの込め方1つで伝わり方がまったく変わるんだなと感じました。こうした伝え方がしっかり身に付いたら、ライブのMCでも、ファンのみんなに本当に伝えたい言葉を伝えられるようになるのではないかと思っています」と、声優業とほかの活動の相乗効果を感じている様子だ。
改めて声の仕事に対する思いを尋ねると、「舞台やドラマでは、ブルーの役にはなれないじゃないですか。見た目的にも。でも吹き替えならその一部になれるというのがすごく楽しくて」との答えが。「本作にも出演している島崎信長くんと会ったときに話したのですが、『こういうのは自由に芝居ができるから楽しい』と言っていました。『そうか。俺はまだ自由にやる余裕なんてなかったな』って思ったんですけど(笑)。自分にはまだ伸びしろあるなって思いますね。声のお芝居、これからもたくさんやりたいなって思います」と前向き。
アニメ好きなだけあり、アフレコでの苦労を経験すると、趣味で鑑賞する作品も純粋に楽しめなくなるのでは?と聞いてみた。「いやいや、それはないです。より楽しくなっちゃいますね」。声の仕事に臨むスタンスも「自分が演じているのは声だけであって、作画の方が絵を描き、アニメーターの方が動かしてくださっている。俺はブルーだけどブルーの声だけでしかない。動かしてる方はたくさんいる、と思うと、みんなでブルーの役を作り上げてると思えて楽しいんです」。