キスマイ・宮田俊哉、「大丈夫?」「アイドルなのに?」と言われた過去の自身に伝えたい「きみは大丈夫」
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本作のタイトルにもある「きみは大丈夫」という言葉、その温かさが印象的だ。「僕だけじゃなく、監督含めブルーチームみんながこだわっている一言」だったという。「声を出したのは僕ですけど、みんなで作ったなっていう思いが強いかな。たくさんのテイクを録って、みんなで聴いてみたいなことを何度もやりました、本当にこのセリフにかかっているなって思っているので、演じさせてもらえてよかったです」。
宮田自身には「きみは大丈夫」と誰かに心を支えられ、背中を押された経験はあるのだろうか? 「そうですね…。あまりないかもしれません。思い返すと、『大丈夫?』って言われるほうが多くって。十数年前にアニメが好きだと初めて言ったときも、『アイドルなのに?』っていうほうが圧倒的に多かった。そのころの俺に言ってやりたいですね、『きみは大丈夫だよ』って」。
確かに宮田がアニメ好きを公言するようになってから、アニメ好きなアイドルは珍しいことではなくなり、声優に挑戦することも普通になった。「宮田さんはパイオニアですね」そう伝えると、「確かにみんなアニメ好きって言えるようになりましたよね。でもそれは、アニメだったり、そういう仕事に関わってる皆さんがすごく頑張っているからだって思ってます。自分がどうこうとはまったく思ってないです」。
それでは、宮田にとって支えとなる存在はなんだろう?「やっぱり、メンバーかな。支えになってるというより、この人かっこいいなって思うことが多く、俺も頑張ろうって思うことがたくさんあります。俺、支えより刺激の方が頑張ろうと思えるんですよ。メンバーもかっこいいし、後輩やもちろん先輩もかっこいいし、自分よりすごい人たちに囲まれているって、やる気がみなぎりますからね。それが支えになっているのかな。だって、この中で、すごい!って言われたいじゃないんですか。こんだけすごい人たちがいっぱいいる中で、その人たちにすごい!って言われたら、俺本当にすごいなって思える」と笑う。
本作を「いろんな世代の方に見てもらいたい」と語る宮田。「きっと子どもが見る印象と、大人になって見るのとではまったく感想が違う作品だと思うので、いろんな方に見てもらって、何を感じたのか感想を聞きたいですね。#をつけていっぱいポストしてほしいなと思ってます。エゴサします!」とにっこり。ちなみに本作はメンバーの誰に一番刺さりそうだろうか?「そうだなぁ…。意外とガヤさん(藤ヶ谷太輔)ですかね。世間の皆さんが思っているガヤさんの印象って“クール”だと思うんですけど、実はすごく少年なんですよ。ミニ四駆を見つけたら『やろうよ!やろうよ!』って言ってきますし、本番前もストレッチしながらゲームをやっていたり。意外と少年なんで刺さるかなと思うので、感想を聞くのが楽しみですね」。(取材・文:田中ハルマ 写真:高野広美)
映画『ブルー きみは大丈夫』は、6月14日公開。
※島崎信長の「崎」は「たつさき」が正式表記