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有沙瞳、元宝塚娘役が老舗演歌系プロダクションから再出発 こだわり続けたい歌への思い

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◆長良プロダクションでの再出発を選んだ理由は?



――ご卒業から約10ヵ月。ここまではあっという間でしたか?

有沙:在団していたのがもっと前な感じがします。ありがたいことに、美容に関する雑誌のお仕事や、ディナーショーのゲストやミュージカルにも出させていただき、やりたかったことを1つずつさせていただいているので、充実しています。

――長良プロダクションさんへの所属が発表され、宝塚ファンは驚きました。

有沙:(笑)。子どものころから演歌を習っていて、演歌が好きなんです。所属の決め手はもちろん演歌だったんですけど、初めの頃は、やりきったので宝塚を卒業したら舞台に立ちたいって思っていなかったんです。でも歌は続けていきたいという思いが一番にあったのと、モデルや映像のお仕事などいろんなことに挑戦してみたいという思いがありました。事務所の方にお話を聞かせていただいた時に、自分のやりたいことをさせていただけそうだなと思い、1人ずつを大切にしてくれて、それぞれの良さをちゃんと伸ばしてくださるというか、背中を押してくださるような感じがしたので、長良さんにお世話になることになりました。

――これから、演歌を歌われる有沙さんの姿もたくさん見られそうですね。

有沙:演歌はやっぱり日本人の根本の良さというか、心情、情、人らしさを歌うものですから、コロナ以降人とつながることが少なくなって、画面越しが多くなったりしてしまいましたが、やっぱり人と関わることで感じることや生まれることって絶対にあると思うんです。なので有沙瞳は、人とつながって、共有することの素晴らしさを永遠に伝えていきたいと思っています。

――ちなみに十八番は?

有沙:王道ですけど、『天城越え』が大好きです。2月にあった事務所の60周年のイベントで、先輩歌手の皆さんと同じステージに立たせていただいたのですが、全員有名というかスターさんばかり。でもここに所属させていただいたからには、宝塚の有沙瞳をもっと大きな存在にして、輝く存在になっていきたい、先輩方みたいに立派になっていきたいと改めて思いました。

そのステージでは事務所の大切な曲である『君こそわが命』と、ありのままの私をお届けしたいという気持ちを込めて『レット・イット・ゴー』を歌わせていただきました。私のことをご存知ないお客様の前で歌うのは緊張もしましたが、あの時いただいた温かい拍手は忘れられません。

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◆夢だったディナーショー 大切に思っている宝塚時代の歌も披露

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