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菅野美穂、子育てを経験し母親役に挑む心境に変化 「こうなりたい」と思った理想の母親像とは?

映画

◆たまの息抜きは「フルーツのお取り寄せ」



 仕事に育児に忙しい毎日を過ごす。そんな中、息抜きに楽しみなことはあるのだろうか? 子育て真っ最中の人に聞くのは無神経かと思いつつ尋ねると、「逆にだからこそ、ちょっとしたそういう時間がすごく大事だなって改めて今思っています。今日の私の息抜きはサクランボのネット予約をしました! フルーツのお取り寄せは子どもが生まれてからするようになりましたね。サクランボってその時期しかないじゃないですか。サクランボと桃はないんですって。時期のもの、旬のものを楽しみたいなと。ブルーベリーも日本のはすごく大きくて実がたくさんあって甘いんですよね。なんでも甘くするの上手だな、日本人は」とにっこり。

 本作で大泉洋演じる宣政は自身を「諦めの悪い男」だと評する。菅野は何に対して「諦めの悪い人」だろうか?「子どもの靴下の片っぽが見つからないというので、夜中の1時まで探したことがありました。母ホルモンがおかしくなってしまっているんでしょうね。見つかったところで腹立たしいんですよ。ここにあったのか!ってどっちにしろ腹が立ってしまって。明日使わないかもしれないんだけど、あれがどこにあるのか今認識しないと気が済まないとか、そういう諦めの悪さが出て来ちゃいました。すごく厄介です」と大笑い。

 そう言いつつ、子育てに前向きに取り組んでいる様子が垣間見える。そんな菅野にとって家族とはどんな存在だろう?「宣政さんが諦めなかったのは家族が関わっているからでしょうし、子どものことって自分のこと以上に問題になっちゃうんですよね。割り切れないというか。自分はこういう人間でありたいっていうことで収まらないのが子育てですかね」。飾り気なく自然体に語るその姿に、菅野美穂の演技に魅かれてしまう理由を見た気がした。(取材・文:田中ハルマ 写真:高野広美)

 映画『ディア・ファミリー』は、6月14日全国公開。

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