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横浜流星&吉岡里帆、意外な“正体”を告白「実は料理が苦手」「こう見えてタフ!」

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◆横浜流星と藤井監督は「夫婦のよう」!?  揺るぎない信頼関係に驚き


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――劇中では5つの顔を持つ指名手配犯として、横浜さんがあらゆる表情を見せています。吉岡さんからご覧になって、難役を演じた横浜さんのすごみを実感した瞬間があれば教えてください。

吉岡:山ほどありますよ! これを語ると1時間くらいかかってしまいます。

横浜:(笑)。

吉岡:鏑木というのは5パターンの演じ分けが必要な役柄であり、なおかつ、いろいろな葛藤を抱えながらも人への優しさを忘れないという役柄です。私は台本を読んだ時に「この役は、演じられる方自身が人として成熟していないと説得力が生まれにくい役なのではないか」と思ったんです。特に沙耶香は鏑木を家に住まわせたりするので、彼を演じるのが人として信じられる魅力のある方でなければ、成立しない展開だと感じました。横浜さんは演じ分けをできるだけではなく、そういった人としての魅力も持ち合わせていらっしゃいました。もちろんすでにたくさんの人から注目されていらっしゃいますが、共演者としてもどれだけすごいかを「もっと知ってほしい!」と思わせるような方なんです。驚くほどの努力をしながらそれを見せないので、その裏側がもっと届いてほしいなと思います。

横浜:ありがとうございます。すごくうれしいです。

――大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜』も撮影中で、ますます俳優業に邁進されています。横浜さんにとって、努力を惜しまずこのお仕事に打ち込む原動力となるのはどのようなものでしょうか。

横浜:いいチームでいい作品をつくれるということが、なによりうれしいです。そして一人でも多くの方に作品を届けて、それが誰かの人生を変えることもできると思うとやっぱりすごい仕事だなと感じます。バースデーイベントをやって応援してくださる方々に会えると、「この作品で人生が変わった」と声をかけていただけたりすることもあって。そういう時は、本当に報われたなと思います。誰かの心になにかを与えられた時に、大きな喜びを感じます。また僕にとってそう思えた原点は、戦隊モノです。右も左も分からないままお芝居というものを教えてもらって、作品と向き合って。作品づくりの楽しさを教えてもらったことで、今の自分がいるなと感じています。

映画『正体』場面写真 (C)2024 映画「正体」製作委員会
――横浜さんと藤井監督にとって、長編劇場映画では『青の帰り道』『ヴィレッジ』に続き3回目のタッグが叶いました。撮影現場で藤井監督は、「僕と流星が脂の乗っている時期に、極上のエンタメを作りたいと思って取り組んでいる作品」だとおっしゃっていました。

横浜:お互いの脂の乗った時期…。自分で言うのは恥ずかしいですが、そういった部分はあるのかなと思います(照笑)。鏑木というのは間違いなく、俳優としてもいろいろな経験をしてきた今だからこそ演じられる役です。僕は乗り越える壁が高ければ高いほど燃えるタイプなので、今回のように難しい役を藤井監督から与えられた時はうれしかったです。撮影には、藤井イズムのようなものを残しながら「極上のエンタメを作っていこう」という共通認識を持って臨んでいました。お互いに今まで積み上げてきたものを、集大成として本作に注ぎ込めたのかなと感じています。

――横浜さんにとって、藤井監督とタッグを組むことの特別さとはどのようなものでしょうか。

横浜:お互いに何者でもない時期から、一緒に歩いてきました。同志みたいな感じです。藤井監督の現場に来るとホームのように帰ってきた時の安心感もあるし、その絆は決して揺るがない。「藤井、横浜のタッグはもう何度も観たよ」と言われたとしても、これからも一緒に作品をつくっていきたいです。

映画『正体』場面写真 (C)2024 映画「正体」製作委員会
――吉岡さんは藤井組に初参戦となりました。藤井監督の現場の印象を教えてください。

吉岡:俯瞰の目線を持ちながら、とても細やかな演出をしてくださって。一対一で向き合ってくださる監督で、作品全体がどうすればよくなるか、常に頭をフル回転させて考えている方なので、ものすごく信頼できます。完成した映画を観た時には、ト書きやセリフでは書かれていない部分からも本作に込めた大事なテーマが伝わってきました。最悪の状況で逃亡し生き続ける青年を通して「人生、捨てたもんじゃない」という生きている幸せ、実感というところまで導いてくれて、とても感動しました。

――現場では、横浜さんと藤井監督の信頼関係を実感することはありましたか。

吉岡:すごいですよ。傍目にも仲の良さが伝わってきます。見せつけられちゃったなと思って(笑)。

横浜:(笑)。

吉岡:そう感じるくらい、お二人のタッグは夫婦みたいだなと思いました。お互いの弱さも魅力も一番知っているから、相手が苦しんでいる時も分かる。流星くんが悩んでいると、藤井監督は「大丈夫、大丈夫」と優しい顔をしています。藤井監督はトライすることを諦めない方で、流星くんの高みを知っているからなのか、常に「今のもよかったけれど、うちの流星はもっと行きます」と思っているような感じがありました。お二人の関係性を見ていると、なんだか羨ましかったです。「すでにそういう監督と出会っているんだな」「すばらしいな」と思いましたし、ちょっと当てられちゃったなという気がしています。

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◆意外な正体を告白「実は料理が苦手」「こう見えてタフ!」

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