横浜流星&吉岡里帆、意外な“正体”を告白「実は料理が苦手」「こう見えてタフ!」
関連 :
吉岡里帆
――ある一面だけで人を判断してしまったり、物事の本質を見失ってしまったりすることの恐ろしさも浮き彫りとなります。お二人にとって、ご自身の中に世間のイメージとはこういったギャップがあるかもしれないと思うことはありますか。
吉岡:私は、皆さんが思っているよりタフかもしれません。「大変なお仕事でしょう」と声をかけていただくこともありますが、結構強いタイプの人間で(笑)。自分で言うのもなんですが、この世界でいろいろなことを乗り越えてきたら、いつの間にか筋力がついてタフになっていました。20代は弱音を吐きたいと思ったこともありましたが、気づいたらそんな30代を迎えていましたね。お仕事などで会う方には、「もっと繊細なのかと思った…」と少しがっかりさせてしまったかなと思う時もあります(笑)。
横浜:僕はどのように見られているかが、自分ではよく分からなくて。どう見られているんだろう…? ただ人それぞれ感じ方は違うものなので、「自分はこうなんだ」と提示するのも違うような気がしていて。どのように見ていただいてもいいかなと感じています。
吉岡:私がギャップを感じたのは、餃子を作るのがあまり上手ではなかったことかも(笑)。でもあれは、“鏑木くんが餃子を初めて作った”というお芝居だったのかもしれません。
横浜:そうです、芝居です!(笑)
――たしかに横浜さんには“完璧”というイメージもあるかもしれません。
吉岡:私としても完璧なイメージがあって、万能だし、強いし、やさしいし、真面目だし…と思っていたところ、意外な一面を見つけられてなんだかうれしかったんです。一人で喜んでいました。
横浜:完璧主義ではあると思います。でも料理は…(苦笑)。一度作品で料理人の役をやったことがあって、その時はひたすら練習をしました。その役が終わってからはあまり料理をやっていなくて。苦手です!(笑)
(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)
映画『正体』は、11月29日より全国公開。