なにわ男子・長尾謙杜、夢は上杉謙信役で大河ドラマの主演 『室町無頼』で壮絶アクションこなし役者として覚醒
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空前の一揆を巻き起こす無頼たちが、ラストはたった9人で幕府軍に挑む。その無謀な戦いにちなみ「無謀かもしれないけれど、可能性にチャレンジしてみたいと思うこと」を聞いてみると、長尾は「あるんですよ」とにんまり。
「僕は使ったことがないんですが、電動掃除機ってありますよね。お風呂にはそれがない。『室町無頼』にもお風呂場のシーンが出てきますが、一向にお風呂掃除に進化が見られないんです! 浴槽に貼り付けたらウィーンと動いてスポンジで全部掃除してくれるような、お風呂掃除機を作りたい。最後にはピッとBluetoothを使って、蛇口から水が出てお湯まで入れておいてくれたり」と熱弁して、インタビュー部屋を笑いでいっぱいにする。
続けて、「大きな夢としては、いつか大河ドラマの主演をやりたいなと思っています」と役者としての夢を告白。「岡田(准一)くん、(松本)潤くんも大河の主演をやっていて、潤くんの作品には出演させていただきました。僕の名前は、“上杉謙信”からつけられているので、いつか上杉謙信を演じたいという夢があります」と力強く語る。さらに夢を叶える上で大切にしているのは、「悔しさを感じること」だとも。「『悔しいな』と思わなければ、現状に満足してしまう。悔しさを感じながら、これからもいろいろな役を演じていけたらいいなと思っています」とまっすぐな眼差しを見せる。
インタビュー部屋では明るい笑顔で熱心に質問に応えた長尾だが、そのあふれだすひたむきさと愛され力は撮影現場でも同様。単身で乗り込んだ京都撮影所でどんな過酷なシーンの撮影にも食らいつき、ベテランの職人たちから「いい顔をしている」と声がもれる瞬間もあった。入江監督は「長尾くんのエネルギーにたくさん助けられた」と証言している。長尾謙杜、そして才蔵の勇姿をスクリーンで堪能して、ぜひ胸を熱くしてほしい。(取材・文:成田おり枝 写真:松林満美)
映画『室町無頼』は1月17日より全国公開。IMAX、1月10日先行公開。