なにわ男子・長尾謙杜、夢は上杉謙信役で大河ドラマの主演 『室町無頼』で壮絶アクションこなし役者として覚醒
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映画『室町無頼』場面写真 (C) 2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025『室町無頼』製作委員会
兵衛と才蔵は、師弟関係を築いていく間柄。長尾は、兵衛役の大泉とは「すぐに打ち解けられた」と振り返る。
「大泉さんは、テレビで観て想像していた以上にやさしい方。スタッフさん、キャストの方々などみんなを引っ張っていく力がある」と惚れ惚れ。「兵衛たちが一揆を起こすシーンでは、何百人というエキストラの方々も参加してくださって。撮影が始まる前には、大泉さんが皆さんに『よろしくお願いします』と挨拶をしてくれたんですが、面白いことを言って笑いを取っていました。それでみんなが一つになった感覚がありましたし、場を和ます力もものすごくステキだなと思いました」と役柄との重なりも実感したと話す。
さらに兵衛とは悪友にして宿敵となる道賢役を、堤真一。才蔵を鍛え上げる老師役を柄本明、贅沢な暮らしを送る有力大名の名和役を北村一輝が演じるなど、実力派の映画人と共演を果たした。長尾は「小さい頃から、映画やドラマで見ていた方々ばかり。その方たちの背中を見ながらお芝居をさせていただけたことは、夢のような経験。貴重な経験をさせていただきました」と感激しきり。
「堤さんはドン!と構えていらっしゃって、一派を取りまとめているオーラがあって。堤さんが真ん中にいらっしゃることで、その一派が引き締まる感じがありました。堤さんとアクションをすると、空気が止まるような感覚を覚えた」と特別な体験をした様子で、「柄本さんはものすごくやさしくて、ご自身の撮影が終わってからも、スタジオに遊びに来てくださったんです。北村さん演じる名和もものすごい味のあるキャラクター。こういった役も演じられるんだと、すごくステキだなと思いました。皆さん、大人の色気や落ち着きがある。その中で、誰よりもしゃべっていたのは大泉さんかも!」と楽しそう。「お一人お一人の魅力を間近で目にして、僕も皆さんのように大きくなりたいなと思いました」と充実感をにじませる。