橋本環奈、新ドラマは“セリフ地獄” 朝ドラから1ヵ月経たずスタート「『すぐ働いてるじゃん!』って言われます(笑)」

今夜スタートのドラマ『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日系/毎週火曜21時※初回は6分拡大して放送)で主演を務める橋本環奈。朝ドラ『おむすび』(NHK総合)のヒロイン役が記憶に新しいなか、次に挑むのは、天才的な頭脳を持ち、医療にまつわる謎や現象を次々と解決していく天才ドクター・天久鷹央役だ。もともと原作ファンだった橋本が、膨大なセリフ量や難しい役どころに「新たなチャレンジ」として挑む。さらに、多忙なスケジュールを乗り越えるための“楽しむ力”についても話を聞いた。
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■「セリフ地獄を覚悟していました」
原作は、現役医師でもある知念実希人によるシリーズ累計360万部突破の人気医療ミステリー。今年1月にはアニメ化もされ、話題を呼んでいる。橋本が演じるのは、自閉スペクトラム症の特性を持ち、「診断困難」とされる病を圧倒的な知識と観察眼で解き明かす診断医・天久鷹央。
これまで漫画の実写化作品からロングラン舞台『千と千尋の神隠し』の主人公・千尋、朝ドラのヒロイン役など、実にさまざまなキャラクターを演じてきた橋本だが、医師役は今回が初めて。原作は学生時代から読んでいたといい、映像化のオファーを受けたときの率直な感想を「これは大変だぞと思いました」と打ち明ける。「セリフ地獄になるなというのは始まる前から覚悟していました。実際に台本を読んだら、やっぱり1つのシーンが専門用語が多いうえにすごく長いんですよ。10ページ以上とか普通にあって。とにかくセリフの量が多い」と笑う。
ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』場面写真(C)テレビ朝日
それでも現場は明るい雰囲気に包まれている。「撮影前に(三浦)翔平さんと『どちらかがセリフを間違えても、ドヨンとした空気にならずに頑張ろう』って話してました(笑)。翔平さんとは以前共演していたので安心感がありますし、(畑)芽育ちゃんとは初共演でしたが、本当に気さくで、3人で他愛のない話で盛り上がっています」と楽しそうに語る。
卓越した頭脳を持つ天久鷹央だが、完璧なだけではないところも魅力だ。「頭脳明晰で診断のスピード感も魅力的なんですけど、運動神経が悪かったり不器用だったり、ギャップがかわいいんです」。屋上でスキップするシーンでは、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「運動神経悪い芸人」が教材だったとか。「木村(ひさし)監督と練習しました(笑)」。
ちなみに朝ドラではパラパラを“うまく踊らないように”したエピソードがあったが、「むしろ下手に見せるのって難しいんですよ」と運動神経の良さゆえの苦労も明かした。