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『ミッション:インポッシブル』の撮影は「本当に大変(笑)」 前作から参戦のポム・クレメンティエフが壮絶アクションを赤裸々告白

映画

■「全てを“本当に”やっている」 壮絶アクションの裏側を赤裸々告白!

──スパイク・リー監督による『オールド・ボーイ』出演を機にハリウッドに進出し、その頃からボクシングやテコンドーのトレーニングを継続的に行っていると伺いました。前作の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』出演の際も一年前からマーシャルアーツの訓練をしていたとのことですが、本作においてはどのような準備をされたのでしょう?

ポム:本作のためにも、たくさんのトレーニングを積みました。インターバルを使ったトレーニングと、上り坂のランニング、筋力トレーニング、ピラティスのトレーニングを組み合わせました。また、良い姿勢と体幹を強く保って、撮影中に膝や足首のけがなく過ごせるようにしました。シーンを何度も繰り返し演じなければいけないので、持久力と爆発力がとにかく必要で、健康的な食事を摂ることも重要でしたね。今回は私をトレーニングしてくれたトレーナーさんが料理も作ってくれたので、それが本当に役立ちました。それからスタントのチームワークも本当にすごくて、パンチやキックなどファイトシーンの振り付けのリハーサルは、とにかく私が“燃え続けるよう”にしてもらえました(笑)。

──劇中、文字通り“燃えて”いましたもんね……!(笑)コテージのシークエンスは本当に「クレイジー」としか形容できないくらい、迫力がすごかったです。

ポム:『ミッション:インポッシブル』では、全てを“本当に”やっているんです。つまり、作中に火が見えたら、それはCGIじゃない本物の火です。あのシークエンスの撮影は一日中、何度も繰り返してやらなければいけなくて。冬の衣装を着用し続けているから、ずっと暑くて本当に大変でした。脱水症状にもなりそうだったし、とても疲れる作業でしたね。劇中ではこの衣装とシーンは一度きりだけど、撮影自体は朝10時から夕方の5時まで、何度も同じことを繰り返す必要があったんです。すごく大変でチャレンジングな現場でしたが、一通りやり終えたら「やった、できた! みんな、お疲れさま!」って最高の達成感が味わえるんです。


──信じられません。全てが火に包まれていたので一回きりの撮影かと思っていました。

ポム:いえいえ、実際には2日くらいかけて撮っていたんです(笑)。それに頭突きや頭を使ったアクションをたくさんやると首が痛くなって、その後から筋肉痛になるから気をつけなきゃいけませんでしたね。

──本当に、言葉を失うくらいすごい現場ですね……!

ポム:もちろん、戦闘シーンも全部私がやりましたよ!

──素晴らしいです。特に難しかった動きなどありますか?

ポム:そうですね、バックロールの動きが難しかったです。特に手錠をつけた状態で狙いを定めるのが難しくて、なぜかというと“体が自分を守ろうとするせい”だったんです。回転している最中で体が危ない状態になるんですけど、すると無意識のうちに「やめよう、ただ安全な姿勢をキープしよう」と考えてしまうんです。まるで脳の中に小さな動物がいて、私はそれを説得しないといけないような感じで「危険でもやるぞ、絶対に大丈夫」って自分に言い聞かせて、「やろう!」と決意する必要がありました。そうすると体は「絶対にやめろ」って反抗するんですけど、最終的に「よし、やってみよう」って決心してくれて(笑)。それで成功したんです。

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■母国語はフランス語 トム・クルーズにも伝授

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