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早見優、デビュー43年ずっとベースにあった歌への思い 藤井隆、Night Tempoら新しい才能とのコラボも話題に

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◆デビューからの43年間、「歌」はずっとベースにあった



――43年のキャリアを重ねても、ダンサブルな曲をしっかり歌いこなせるのはさすがです。

早見:じっとして歌うほうがドキドキしちゃうんです。テレサ・テンさんの『時の流れに身をまかせ』が大好きで、先日テレビでカバーしたのですが「……踊りたい!」となりました(笑)。じっとして歌うとなると、目線がどこを見ていいかわからなくって。よくご一緒する森口博子ちゃんはバラードが上手なので、いつも横から見ながら、どこを見てんのかな~と勉強しています。

――今お話に出ました森口さんや、同期の松本伊代さんとはユニット「キューティー☆モリモリ」として活動もされてますよね。

早見:ずっとソロでやってきたので、伊代ちゃんと「3人って心強いよね。グループっていいよね!」って話しています。この10年一緒に活動してくると、ポジションが自然と決まってきました。進行はどうしても私。トークでは森口さんは話題が豊富なので、突然振ってもしっかり笑わせてくれます。そして自由にいるのが松本さん(笑)。年功序列でリーダーなのですが、「え? 私、リーダーなの!?」っていまだに言うんです。伊代ちゃんにはめちゃめちゃ癒やされますね。3人のバランスがいい感じなんです。

――早見さんのインスタを拝見していると、伊代さんをはじめとする花の82年組の皆さんの仲良さが印象的です。

早見:同じ時期にデビューして、たまたまみんな年齢も近いんですよね。20代、30代はそれぞれの活動があって、結婚して子育てしたりしていましたが、それも一段落してまた会うようになって。やっぱり気が合うな、同じ時代を生きてきたねと感じるので、今も仲良くできるのかな。久しぶりに会っても昨日会ったかのような感覚にすぐに戻れたんですよね。


――デビューからの43年はどんな43年でしたか?

早見:ある時点まではあっという間でした。デビューしたのが15歳で、20歳~21歳くらいまでがアイドルとして活躍してきた時期だと思うんですけど、たぶんそこからですよね。ミュージカル『オズの魔法使い』や、オーディションに参加して『レ・ミゼラブル』でコゼット役をやらせていただいたり。歌手だけではないですけど、なんとなく歌というのはずっとこの43年間のベースとしてあったかなと思います。

――2年後にはデビュー45周年、その前に来年は還暦を迎えられます。

早見:節目は人生のターニングポイントとして大切だし、体の変化も出てくるので体調に気をつけなければいけないなとは思うんですけど、あまり数字にこだわりがないんです。毎年毎年を大切にしていますし、1日1日を大切にして、その結果として45周年や還暦に何かできればいいなと思っています。

やりたいことがいっぱいあるんです。財産になっている昔の曲を大切にしながらも、新しい曲にもどんどん挑戦していって、新しい世界を開いていきたいです。現役バリバリのアイドル時代の曲がクローズアップされますけど、アーティストとしてはまだまだ伸びしろがあると思っているので、頑張っていきたいなと思います。

――ずっと変わらぬスタイルの早見さんですが、何か心がけていることはありますか?

早見:プライベートでは低山ですけど山登りにハマっています。私は都会が大好きなタイプなのですが、山に登るとふだん聞くことのできない鳥のさえずりも聞けて楽しいですね。

あとは普段からジムに行ってウエイトトレーニングをしたり、ダンスフィットネスをしたり。年齢的にダイエットはしないですね。今は筋肉を貯金する“貯筋”を第一に考えています。筋肉って衰えていく一方なんですって。それは年を重ねる上で仕方がないことなので、そんな中で、上手に体調と付き合っていきたいなと思っています。

(取材・文:佐藤鷹飛 写真:山田健史)

 早見優ソロライブ『夏色のナンシー祭り2025 ~裸足でdancin’ dancin’~』は、7月13日東京・大手町三井ホールにて開催。

 早見優「溶けるようにkiss me」7inchレコードは、8月2日発売。HMV & Booksほかにて予約受付中。

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