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アナ・デ・アルマス、火炎放射器アクションはノーCG! 大変すぎて「思わず泣いちゃった」

映画

■キアヌは言うなれば“模範的なリーダー”

──本作では映画『ノック・ノック』(2015)、映画『エクスポーズ 暗闇の迷宮』(2016)以来のキアヌとの共演ですね。彼と再び一緒に仕事をしていかがでしたか?

アナ:キアヌとまた一緒に仕事ができて、本当にうれしかったです。10年前に初めて会ったとき、私は英語が話せなかったんです。当時は今とは全く違った形のつながり方や友情がありましたが、あまりコミュニケーションが取れませんでした。だからこそ運命に導かれて、こうしてまた彼の世界であるこの映画の現場で一緒に仕事ができるのは、とても素敵なことでしたね。

──キアヌの印象や、彼から学んだことなどは?

映画『バレリーナ:The World of John Wick』場面写真 (R),TM &(C)2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
アナ:彼はすごく寛大で、私たちがやっていることに本当に感動してくれるから大好きです。彼は私たちの技術やセットのみんなにとても敬意を払って接してくれる。そしていつでも何でも積極的に取り組むんです。彼は言うなれば“模範的なリーダー”で、決して自分の考えを押し付けるようなタイプじゃありません。一歩引いて、相手が自分のやりたいことができる空間を与えてくれる。そして必要な時には踏み込んでくれます。本当にすばらしいパートナーで、ただ彼を見ているだけで自然に多くのことが学べます。

──キアヌも日本が好きで、特に来日時には必ず大好きなラーメンを食べるみたいです。

アナ:それはうれしい共通点! 私もラーメンが大好きなの!

■お気に入りの武器はアイススケート靴!

──アクションについて話題を戻しますが、あなたの演じる主人公のイヴは身の回りのものを何でも武器に変えて戦います。本作で一番印象に残っているアクションシーンや、お気に入りの武器を教えてください。

アナ:イヴはリモコンやズボン、お皿、手榴弾、それにアイススケート靴まで、本当に何でも使うから楽しかったです。特にアイススケート靴はかなりハードでしたね(笑)。あれを使って戦おうなんて考えたこともなかったから驚きました。レン(・ワイズマン監督)はこういったアイデアに対してとてもクリエイティブで、ある日急に「スケート靴をボクシンググローブのように使うのってどう?」って言い出したんです。私は「えっ、どうやるの?」って思わず聞き返してしまいましたが(笑)、実際に試してリハーサルをしてみたら、うまくいきました。あのシーンは本当に良い出来だと思っています。


映画では、そのシーンでそのまま氷の上で戦い始める場面があります。あれは本物の氷で、本当に滑りやすかったので転ばないように靴にスパイクをつけていたんです。そんなふうに、大変な撮影環境と向き合う必要がありましたが、それが戦いにリアリティを加えていて、とても迫力のあるシーンになったと思います。

──しかも、イヴはその氷の上の移動をうまく利用して相手を倒していましたよね。

アナ:そうなんです。そこがすごく好きで。彼女はいつも先のことを考えていて、自分の空間や周りの状況に適応する力に長けているんです。そういうところが彼女の強みですね。大きな男性には筋肉があるけど、彼女には頭脳がある。そんな彼女を演じるのが本当に好きでした。

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■本物の火と格闘「CGIは使っていません!」

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