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アナ・デ・アルマス、火炎放射器アクションはノーCG! 大変すぎて「思わず泣いちゃった」

映画

■本物の火と格闘「CGIは使っていません!」

──火炎放射器のシーンもどうやって撮影したのか気になるくらい激しかったです。

アナ:あれも本当にすごかった!(笑)。とても激しくて、本物の自然の力を相手にしていたのでとても怖かったです。火ももちろん、本物でしたよ。それに本物の水。CGIは使っていません! とにかく信じられないような体験でした。

──まさか実際の火だったとは……。

アナ:火炎放射器もすごく重くて、火を動かす時の扱いが難しかったです。銃を撃つ時は撃ってから隠れることができますが、火を吹く場合はそうはいかない。人が動くと、そのまま火も動いてしまうからです。防火対策でまつ毛や髪にジェルを塗らなければいけませんでした。本当に、とても熱かったんです(笑)。実際に私が使っていたケープは本物の防火ケープで、それがとてもいい感じでした。他のアクション映画にはない、まさに「ジョン・ウィック」らしいシーンだと思います。このジャンルでしかありえないようなシークエンスですよね。このシーンの撮影も大がかりでしたし、映画全体もとにかく美しくて、シネマティックで壮大に感じます。ただ……とても大変でした(笑)。撮影で初めてスタントの方に火をつけるシーンを撮った時は、思わず泣いてしまいました。「本当にこれやるの?」って思ってしまったほど(笑)。

映画『バレリーナ:The World of John Wick』場面写真 (R),TM &(C)2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
■今作のイヴは「突進する雄牛のよう」

──大変な経験でしたね(笑)。さて、本作のテーマは“復讐”ですが、イヴは最終的に彼女の復讐の結果に満足していると感じますか?

アナ:そうですね……。ある意味、満足していると思います。でも、彼女はさらに深い痛みと悲しみを抱えることになります。というのも、復讐は時に満足感をもたらしてくれると思いがちですが、実際には自分にとってさらに悪い結果を招くこともあります。時に知らない方が痛みが少なかったりするのです。でも、現実は変えられない。彼女はこれからその結果を受け入れ、対処しなければいけません。復讐の代償として、さらに多くの問題が自分に降りかかることになるでしょう。

──“結果”(consequence)は「ジョン・ウィック」シリーズのキーワードでもありますね。

アナ:まさしく。彼女は多くのルールも破りました。まるで突進する雄牛のようで、何者も彼女を止めることはできません。ただ、それはキャラクターの成長の一環であって、まだイヴはこの世界について学んでいる途中なんです。これはミッションでも仕事でもなく、ただ彼女自身の個人的な問題だった。単に勝手に行動したわけです。だから、彼女はルールを破ることの代償を学び、それを払っていくことになるんです。

──彼女の今後への期待も高まりますね。

アナ:本当に! 私も楽しみです。


──最後に、観客へのメッセージをお願いします。

アナ:シリーズのファンは、期待している通りのものを本作でちゃんと楽しめると思います。本作は「ジョン・ウィック」の世界観にとても忠実な作品で、アクションを存分に味わえるはず。皆さんが観たいと思っているアクションや、ジョン・ウィックはもちろん新しいキャラクターたちの活躍にもきっと喜んでくれると思います。ぜひ劇場でご覧ください!

(取材・文:アナイス/ANAIS 写真:上野留加)

 映画『バレリーナ:The World of John Wick』は公開中。

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