乃木坂46梅澤美波・菅原咲月が語る“キャプテン・副キャプテン”の役割「グループを守っていきたい」
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――梅澤さんは、2021年11月に初代副キャプテンとなり、2023年2月に3代目キャプテンへ就任。菅原さんは2024年12月に2代目副キャプテンとなって、まもなく1年です。お互いの役割を、どのように考えていますか?
梅澤:副キャプテンだった当時はまだ、自分ファーストでした。でも、キャプテンになってからはグループとしての見られ方に意識が向いて、全員を代表するためにスタッフさんやメンバーの声を汲み取ることを心掛けるようになりました。スタッフさんにメンバー目線の意見を伝えるのも仕事で、「真夏の全国ツアー2025」の神宮(明治神宮野球場)公演では、グループの節目となる10回目の神宮公演だったので「歴史の重みを振り返りたいです」とスタッフさんにお伝えして、「Sing Out!」と「真夏日よ」の幕間で流す神宮公演の回想VTRを作っていただきました。
菅原:梅さんから副キャプテンを継いで、就任直後は何も分からない状態だったんです。キャプテンと比べて明らかな役割があるわけでもなく、どう立ち回るべきかはすごく考えました。でも今は、乃木坂46という看板のプレッシャーを梅さんと半々で分けられるように、キャプテンを支えながら、そばでしっかり立っていたいと思っています。
――メンバー同士で旅をする配信番組『乃木坂、逃避行。SEASON3』(Lemino)では、梅澤さんが、副キャプテンは菅原さんしかいなかったと話していました。
梅澤:5期生の加入直後から、菅原は自分ではなく、他のメンバーについて話すことが多かったんです。周りをよく見ていたのは、メンバーを静かに見守っていた歴代キャプテンと重なっていたし、5期生で副キャプテンになるなら「菅原が向いていると思います」とスタッフさんにも伝えていました。相手への思いやりやグループ愛にもシンパシーを感じていたし、先輩とも物怖じせずコミュニケーションをはかれるので、適任でした。

――ただ、2人ともグループを代表する立場ながら、1人のアイドルでもあって。自分をアピールする上での苦労もありそうですよね。
梅澤:キャプテンに決まった当時は苦しくて、メンバーとしては1人のプレイヤーでもあるので「個性が出しづらくなるかもしれない」と悩みました。でも、結成から15年目になったグループで、歴代では(桜井)玲香さんと(秋元)真夏さん、私の3人しか務めていない役割だと、途中で気が付いたんです。キャプテンも個性ですし、キャプテンでありながらくだけた姿も見せると決めてからは、楽になりました。
菅原:すごい(笑)。私はまだ、梅さんのように悟っていないし、求められる役割の中で自分を出すのは目標です。でも、就任から1年でようやく副キャプテンへの誇りを持てるようになってきました。落ち込んだときは同期に弱音を吐いて、励ましてもらっています。

