約3時間の上映時間で歴代興収1位に 李相日監督が語る長尺映画の必然性と創作の原点
映画『国宝』が、ついに邦画実写として22年ぶりに歴代興行収入1位を更新する快挙を達成した。監督を務めたのは、先ごろ開催された東京国際映画祭で、世界の映画界に貢献した映画人、そして映画界の未来を託していきたい映画人に贈られる「黒澤明賞」を受賞した李相日。興行収入173.7億円を突破し社会現象となっている『国宝』を筆頭に、これまでも常に観る者の心を揺さぶる作品を送り出してきた。そんな李監督が、小説を映像化ではなく“映画化”することの意味や、約3時間という上映時間が話題になった『国宝』をはじめ、長尺映画への解釈を語った。
クランクイン! 写真:高野広美

