江口のりこ「お節介を焼いてしまうところは少しだけ私に似てるかも」『ズートピア2』での声優初挑戦は発見の連続

彼女にとって初めての声優業は手探りでのスタートだったという。「本当に初めてのことで戦略すら立てられない。何を準備していけばいいのか分からない状態で現場に入って、私自身すごく必死だった」と江口。さらに「監督が何度もチャレンジさせてくれる方だったので、だからそれに応えようと、本当に一生懸命、時にはヤケクソになりながらも演じました」と収録を振り返る。
先頭を歩くニブルズが後ろのジュディとニックに話しかけるというシーンでは、新たな“発見”もあったそう。「私は目の前の絵に向かって声を出していたんですけど、監督からは“後ろにいる人に説明するようにセリフを話してください”ってアドバイスされたんです。そう言われた時に“そうか、芝居だと思ってやればいいんだ”と気付いたんです。いつもと違うことをしてるっていう意識があって、自分が芝居するということを忘れていたんですよね」と収録中の印象的なエピソードも披露してくれた。
このように初めて尽くしの収録は発見の連続だったようで「収録を通じて体験したこと、感じたことの一つひとつが自分にとってすごく新鮮で。“アニメーションはこうやって作られているのか”とか“こういう風に話したらこう聞こえるのか…じゃあ次はこんな風にやってみよう”という感じで、次から次へと分かることが増えていく。そこが面白かったですし、本当に監督をはじめスタッフの皆さんに感謝しています」と喜びをにじませる。

