江口のりこ「お節介を焼いてしまうところは少しだけ私に似てるかも」『ズートピア2』での声優初挑戦は発見の連続
『ズートピア2』メイン写真 (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
江口が日本版声優としてニブルズを演じることは、11月中旬にアメリカ・ロサンゼルスで開催された本作のワールドプレミアの中で発表された。日本版声優の1人としてワールドプレミアとレッドカーペットに参加した彼女は、そこでの経験について「今後の俳優業にすごく生かされると思います」と断言する。「劇場でお客様と一緒に『ズートピア2』を見たんですけど、みんなが続編を待ち望んでいたという熱気であふれていて。映画が始まってからも、めちゃくちゃ笑うし、手を叩いて喜ぶし、映画の中のキャラクターと一緒に肩を落としたり、息を呑んだりもしていました」と会場の盛り上がりを思い返す。
観客の反応をダイレクトに体感した江口には心境の変化があったよう。「これまで、調子に乗らないように自分を律するために、お客様をあまり信用してないところがあったんです。お客様を信用しすぎるのが怖かったというか。たとえば舞台に出演していて、とあるシーンで笑いが起こったとします。“ここ面白いのか”と思って、次の公演で同じように演じてみても、全然笑いが起きなかったり…。お客様の反応に委ねすぎず、自分を信じて自分の中で芝居を作っていく、それが一番なんだと考えていました」と告白する。
そして「でもワールドプレミアの会場で映画を観たことで、お客様のことをもう少し信用してもいいんじゃないのかなって、すごく思いました。“こんなに喜んでくれるんだ”というのが身に染みて実感できましたね」と自身の変化を言葉にした。
また江口はレッドカーペットにも参加。ここでも貴重な経験をしたそう。「オリジナル版のキャストの方々やスタッフの皆さんが“おめでとう”って言い合っているんですよ。“今日プレミアだね。おめでとう。おめでとう”って。『ズートピア2』はたくさんの人が時間と愛情をかけて作ったアニメーション作品なんだなということがそこから伝わってきて、すごく感動しましたね」と笑顔を見せた。

