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仲野太賀、デビュー20年でたどりついた大河主演に感慨 “楽しいプレッシャー”を感じながら大役に挑む

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NHK大河ドラマ

◆秀長だからこそ見えていた景色を大事にしたい


大河ドラマ『豊臣兄弟!』場面写真 (C)NHK
――演じられる小一郎(豊臣秀長)はどんな人物だと捉えられていますか?

仲野:すぐ隣にはものすごい情熱をもって天下統一を目指し成り上がった秀吉という兄がいて、秀長はその補佐官として活躍していたのは言うまでもないのですが、秀吉や信長、家康のような人って100人に1人のような本当のカリスマだと思うんですけど、秀長はどちらかというと残りの99人側にいる人なのかなと感じます。そういう人だからこそ、秀吉とはまた違う景色が見えていたのかもしれないなと思っていて。秀長がきっと見ていたであろう景色を大事にしたいと思っています。

先日奈良の壷阪寺に行かせてもらったんですけど、そこには秀長の公像があるんです。それは大坂夏の陣の後に作られたんじゃないかと推測されているそうなんです。秀長が亡くなったのはそのずいぶん前で、豊臣政権が終わり徳川の時代になっているにもかかわらず、秀長の公像が作られているのは不思議な話らしく。

亡くなった後もこの人のことを遺したいと思ったから作られた、そんなところからも秀長の人間性を推測できるんじゃないかなと感じました。あらゆる人に目線を合わせ、手を差し伸べながら、豊臣という時代を支え守ろうとした人だったのかなと思います。


――小一郎の役作りで大切にされている点はどんなことですか?

仲野:兄に振り回され、一歩下がって支えている補佐官というイメージがあると思うんですけど、史実に残っていない若い時代の役作りが難しくて。

若い頃は、能動的だったような気がしていて、農民という出自で、家族や大切な人がいる脚本上の設定を大切にしながらも、小一郎の中に脈々とある、生きる上での生命力みたいなものを大事にしたいと思っています。

小一郎は、農民として田んぼを耕しながら自給自足の生活を送っていくのが幸福で、彼はただ家族と平和に暮らしたいだけなのに、なかなかそうはいかない暮らしが続く。そういうところからこみ上げてくる小一郎の「自分らしく生きたい」というエネルギーみたいなものをより生き生きと表現できたら、ただの受け身な役柄ではなく、物語を推進していくパワーになっていくのかなとも考えています。

――小一郎に共感するところを教えてください。

仲野:小一郎は農民のときに村を野盗に襲われていたり、大切な人を失ったり、痛みを知っている人。なので、侍になってからも無駄な争いをなるべく避け、いかに争わずにみんなが笑って生きられる世を作るか、ということが願いの真ん中にあって、それは本当にとても素敵だなと思います。今現在も世界中で争いは絶えませんが、小一郎みたいなリーダーがいてくれたらもっと平和の世になるのかなと想像してしまいます。

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◆池松壮亮、小栗旬、白石聖……、共演者に支えられる現場

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