「好きだぜ、相棒」最初は違う言葉だった!? 『ズートピア2』上戸彩&森川智之&下野紘と“メロいシーン”を振り返る(ネタバレあり)
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「そんなことないですよ〜!」と照れながら謙遜する上戸は、「皆さん、会った瞬間から、こんな雰囲気だったんです。本当に裏表がなく話しやすい方たちで、舞台裏の雰囲気そのままにステージに出ている感じでした。舞台あいさつでは、誰かが話している時に、必ず誰かがサポートに回っていて、みんなマイクを口から離さないんですよね。わたしもすごく楽しかったです」と全員を称える。
それでも本作から参加した下野は「でも、やっぱり上戸さんと森川さんお二人の力だと思います」と断言。「ゲイリー役として、いろんなイベントでご一緒させていただきましたが、お二人が話しかけたりして、他の方たちの気持ちをほぐしてくださったんですよ」と明かす。
下野紘
上戸と下野が初めて対面した際の距離の詰め方もユニークだったようで、上戸は「テレビ番組のコメント撮りの際に、事前に楽屋でごあいさつさせていただいたのですが、少ししか言葉を交わせず、いきなり本番だったんです。『ゲイリーのうろこは体に何個ついているか?』というクイズを出すという内容だったのですが、下野さんの服をうろこに見立てて、数えるふりをしたら、下野さんが『ゲイリーちゃうわ!』ってツッコんでくださって(笑)」と下野のノリの良さを確信した瞬間があったという。
さらに上戸と森川が生み出した温かい空気感は、ほかのキャストにも連鎖していく。早い段階から本作のプロモーションに参加していた下野は、江口と山田と初めての3人での収録で、「ここは先にイベントに出てきた俺がいかなきゃ!」と使命感を感じ、距離を縮めるための突破口を開いていったそう。
すると前夜祭イベントのレッドカーペット前の待機時には、江口の方から下野に「わたしたち同い年で誕生日も1週間違いらしいですよ」とコミュニケーションを取ってくれたと言い、森川も「江口さんから!」と驚いた様子。上戸が初対面の下野に感じたのと同様に、「『この人はイケる!』と思いました」と下野はうれしそうに振り返る。
イベントや収録を重ねるにつれ、絆も増していった『ズートピア2』ファミリー。前夜祭イベントでは森川と上戸の「ニックとジュディ」「ジュディとニック」の掛け合いが生披露されたり、「お気に入りの新キャラ」を問われた森川が登壇者が担当した新キャラすべての良いところを紹介したり、回答に困った山田に下野が助け舟を出したり、とハイライトが満載だった。
(左から)上戸彩、森川智之
作品のみならず、キャスト陣の掛け合いも“メロいポイント”として挙げられる本作。森川は『ズートピア2』ファミリーの仲の良さについて「『ズートピア2』がそうさせるんだと思います。ここまで打ち解けられたのは、作品の力が大きいかもしれません」と分析。『ズートピア2』が持つポジティブなエネルギーが与える影響は計り知れない。
そんな『ズートピア2』で“お気に入りのメロいシーン”を三人に選んでもらった。全員選びきれないようで、絞り出すようにセレクトしてくれたが、上戸は「好きだぜ、相棒」のシーンを選出。「台本に違うセリフが書いてあって、収録の際に初めて知ったという驚きも込みで印象的でした」と話す。
それから下野が選んだのは、ジュディとニックがスノーモービルに乗るシーン。いつもジュディが運転しているが、ここではニックがハンドルを握り、ジュディがニックの運転の下手さを指摘する。「ニックが『わりぃかよ!』ってさらっと返すんだよね」と森川。下野は「前作のラストでニックがジュディの運転が下手だとイジっていましたが、それを踏まえて、どっちも運転下手くそなんだな〜っていう確認ができるシーンというか。ジュディは荒いしニックは制御できていないし、でもそんな二人が愛おしくて。言い合いじゃなくて『お前もかよ〜』という感じで笑い合うシーンが本当に良かったです」と熱弁する。
映画『ズートピア2』新ポスター (C)2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
そして森川が選んだのは、クライマックスでジュディとニックがお互いの本音をぶつけ合うシーン。「気持ちの整理ができていないまま口が動き続けて、同時にしゃべるくらいの勢いでしたよね」と言う上戸に、「実は僕の中で1番時間がかかったシーンだったんです」と明かす森川は「そんな背景もありつつ、劇場のスクリーンで見た時に、『うわ…このシーンって本当に大切なんだ』と改めて実感しました」とかみ締める。
ちなみに下野によると、その直前で描かれた「君たちの友達を探してくるよ」とゲイリーが気を使って退場する際のセリフは、さまざまなパターンを試したのだという。「最初はコミカルな芝居も録ってみたのですが、最終的には『二人の邪魔をしてはいけない』というシンプルなトーンになりました」とゲイリーのナイスアシストの裏話を明かした。
「『ズートピア2』の話だといくらでもできちゃう」と時間いっぱいにエピソードを詰め込んでくれた上戸、森川、下野。そんな三人が今夢中なのが『ズートピア2』グッズ。イベントでは下野がゲイリーのマフラーに興味津々だったが、上戸いわくグッズが全然手に入らないそうで、「この三人が集まるといつもグッズの話になるんです」と森川は笑う。すると、下野から「好きだぜ、相棒」の声を吹き込んだにんじんペンを販売すると売れるのではないかという提案が。
森川は大笑いした後、「確かに。でもそれはプレミアムだからね。もうちょっと時間が必要かもしれないね」とズルい回答。加えて森川が「興行収入100億円達成記念とかね」と言い、「それいいですね!!」と上戸も賛同。「急に商売人になった(笑)」と下野がツッコみ、一同大笑い。絆と作品愛の強い三人が描く夢のにんじんペン。いつか実現する日が来ることを切に願う。(取材・文:阿部桜子 写真:上野留加)
映画『ズートピア2』は現在公開中。

