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元宝塚月組トップ娘役・美園さくら、『エリザベート』新人公演は「心境が役柄とリンク」

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◆緊張しかなかった『エリザベート』新人公演 当時の心境が役柄とリンク



――2018年の新人公演でシシィを演じられたときの印象はいかがでしたか?

美園:もう本当に大変でした。前任の愛希(れいか)さんがご退団される公演で、世の中に美園が次期トップ娘役ですと発表された公演だったんです。ある意味お披露目みたいなものというか。「次はこの人か」と注目されるであろう公演が『エリザベート』ということで、もうガチガチに緊張してしまって。今でもあの時の緊張感を覚えています。「パパみたいになりたい」という歌があるのですが、「本当にパパみたいになりたいのか?」っていうくらい表情が硬かったし、袖で周りの出演者の方にも「すごい緊張してるね」「大丈夫?」って言われちゃった思い出があります。

そんな状況でしたから、作品ときちんと向き合いながら舞台に立てていたのかどうかっていうのが自分の中でも少し疑問というか。その時の等身大の自分で舞台に立っていられたとは思うんですけど、今思えばもうちょっと「こうしたい」とかいろいろあったと思うので、そこを今回のガラ・コンサートで試せる機会をもう一度いただけたことがすごくうれしいですね。

――相手役を務められた暁千星さんのブルーレイで、新人公演をもう一度確認したいと思います(笑)。

美園:ものすごく緊張しながらも覚えているのが、『エリザベート』って早変わりの連続なんですよ。とにかく着替えが大変でした。本公演ではなく新人公演なので本番も1回ずつじゃないですか。1回1回がもう何が起こるかわからないみたいな感じですよね。本当に間に合うかヒヤヒヤしっぱなしでしたし、だから舞台にいたら「あ、間に合ったんだ。よかった」とホッとしていました。最初はガチガチだったものの、着替えを経てどんどん脱皮していって、最後にたどり着いた先が“死”みたいな感じでしたね(笑)。

――(笑)。

美園:でもそれがむしろ、その当時の私の気持ち的には、トップ娘役に決まっていろんな声がある中でも頑張って舞台に立つ自分、もがいている自分と妙にリンクする部分があって。等身大の自分でいられたのかなっていうところだけは評価してあげたい部分ではあったんですよね。

――それから7年が経って今回はどんな成長したエリザベートになりそうですか?

美園:そこが不安な部分でもあり、楽しみな部分でもあります。次のトップ娘役になるというタイミングで人生的にも結構大きいタームだとすると、いままた違う環境にいる中で『エリザベート』という役柄をリンクさせていくとどうなるのか。自分のその時の境遇や心境を借りずに、エリザベートっていう役をきちんと体現できるのかどうか。それが今回の課題かなと思います。きちんと台本を読み込み、スコアをきちんと見てどういう表現が求められているのかを見直して、役としてきちんとエリザベートと向き合いたいですね。

――今回「フルコスチューム‛16宙組スペシャルver.」へのご出演となります。トート役の真風涼帆さん、フランツ役の北翔海莉さんをはじめ、初共演のみなさんばかりですね。

美園:もうそれこそ緊張ですよ。どんな感じになるんでしょうね。

――同期の小桜ほのかさんがヴィンディッシュ嬢を演じられるということで、ファンとしてはお二人のご共演が楽しみです。

美園:小桜ほのかちゃんは現役真っ盛りで今もやっていて、しかもこのガラ・コンサートには毎公演出演しますよね。そんな中で、飛び入りのようにポッとくる私とのセッションがうまくいくのかどうか不安もありますが、毎公演務めている小桜ちゃんと同じくらいの熱量を自分も蓄えていきたいという意気込みでいます。

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◆演劇の現場にいながら感じることを研究にも活かしたい

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