佐久間宣行Pが“伸びる若手”に感じ取るニオイ「癖みたいなものがちゃんとある」
――本作のタイトルにもなっている「エンタメ過剰摂取」という部分に関して、エンタメを摂取し続けることはとても心身の体力がいることだと思います。時間の作り方や、心の切り替え方を教えてください。
佐久間:忙しい時は、心が楽しくなるものから見るって決めてます。ハッピーエンドなものとか見るようにしてて。重いものや残虐なものは元気な時しか見れないなと思ってるんで、摂取しやすいものから見るって決めてて。時間の作り方としては、もう強制的に予定を入れちゃうって感じですね。見たい映画が公開する日が決まったら、この時間にこれを見るって決めちゃって。
――書籍には、『ANN0』でもおなじみの「最近面白かったエンタメ」のリストが掲載されています。年齢を重ねて、摂取するエンタメには変化がありましたか?
佐久間:僕が30を超えたぐらいの時に、結構新しいクリエイターに出会って。ハイバイの岩井(秀人)さんとか、ヨーロッパ企画の上田(誠)さんとか、ナカゴーの鎌田(順也)さんとか、そういう人たちのことは今も追っかけているんですよ。でもこの2、3年、ダウ90000の蓮見(翔)くんもそうだし、劇団普通とか、東京ニコニコちゃんとか、最近知った新しいクリエイターを追っかける楽しみみたいなのも増えてきましたね。同世代のクリエイターから、さらに下のクリエイターを応援するというか、ファンになったことが、一番変わったことかな。
――意識して新しいものを取り入れるようにしているのでしょうか、流れに身を任せた結果新しいものが入ってくるのでしょうか?
佐久間:両方です。新しいものが入ってくるような環境を整えないと、入ってこないんですよ。だから、そういう意味で言うとちゃんと準備してるのかもしれないけど、別に探してるわけじゃなくて、新しいものが勝手に入ってくるような環境にしてるっていう感じですね。
――ご自身の『ANN0』も、リスナーにとってはそういう環境の一つになっています。
佐久間:リスナーに対しては、いろんなもののきっかけになりたいって気持ちですかね。新しいものを得るきっかけになりたいのもあるし、いくつになっても楽しそうにやってるおじさんの姿を見せたい。僕自身がそうなんで、それがうまく伝わるといいなとは思ってます。

