QuizKnockが培った10年が書籍に! 素敵な仲間と出会うコツは「人が面白いと思ったものに乗っかれる力」
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QuizKnock(左から)須貝駿貴、伊沢拓司、ふくらP、山本祥彰 クランクイン! 写真:高野広美
――この10年、メンバーの加入や卒業とさまざまな出来事があったと思いますが、一番感情を揺さぶられた瞬間は?
山本:私はQuizKnockのYouTubeチャンネルの登録者数100万人になった時ですね。YouTubeのファンフェスにも出演させていただくことができて、今まで体験したことがない大勢の方の前で我々が表彰していただいたんですが、その光景を見た時に「これだけ多くの人に影響を与えられるようになったんだな」という自信とともに、これから先ももっと大きいところを目指していかなきゃいけないとという不安やプレッシャーも感じて、どういうことをしていったら自分たちはもっと大きい力を手に入れられるんだろうと考えるきっかけになりました。
須貝:個人的に、博士号を取れた時は本当にうれしかったです。同時に、すごくQuizKnockにサポートしてもらったなと思いますね。QuizKnockの仕事をして生活が安定し、その上で論文を出すために週1回も動画に出られないかもしれないということも認めてもらって、論文を進めることができたんです。博士号を持った人がメンバーにいるということの素晴らしさも常々言ってもらっていました。論文を提出して発表会が終わった時には、これをしっかりQuizKnockに還元できるなとも思いました。QuizKnockだけでなくほかのことにも還元していけるんだろうなと思うと、未来が開けた気がしてすごくうれしく思えました。
――須貝さんは、学生時代から東大受験も含めて勉強を頑張ってきたなかで、その経験が今に活きていると感じることはありますか?
須貝:やらなきゃいけないからやる時の力は役に立つなと思います。やらないといけないことを遂行することが、これまでずっと大事でした。もちろん、興味を持ってやれることがいいと思いますし、興味を持ってやっていたんですけど…研究するために事務処理もしなきゃ、好きな野球をするために勉強しなきゃとか…そうした、とにかくやらなきゃいけないことをしっかりやるということは大人になっても大事だなと感じます。だからこそ、自分の好きな仕事を追求できるんだと思いますね。
――改めて、QuizKnockをやっていて良かったなと思うことは?
山本:僕は、自分が面白いと思うことを多くの人に届けられるということです。自分が思いついた、見つけられた面白さを発信することで多くの人の心を動かすことができて、それを喜んでもらえるプロセスを実感できるところが、やっていてよかったなと思うところです。
――10周年を迎えられますが、これからのQuizKnockとしてやっていきたいことは?
伊沢:まずは10周年の日までしっかりと感謝を伝えて、その感謝を未来につなげていきたいです。「楽しいから始まる学び」を届けるということが目標なので、それがいろいろな形で表現できるように、QuizKnockがより世間に浸透して、今まで以上に日常で見てもらえることを目指していきたいなと思います。
ふくらP:『十字路』を読んで、「本当にいろいろなことやってきたな」と改めて思ったんです。チャレンジングなことをやるということも含めて、それがQuizKnockの良さだなと思いました。活動は20年、30年、YouTubeの登録者数も300万、400万人…と見据えて、この10年でやっていなかった挑戦もいっぱいやっていきたいです。
須貝:これからも続いていくということの素晴らしさを噛み締めながら、しっかり続いていくためには変わらないといけない、大きくならないと続かないということが絶対あると思うので、規模も、届けるものも、しっかり大きくしてやっていけたらなと思います。
山本:個人的には「リアルな体験を届けたい」の一言です。今までも動画を通した体験を提供してきましたが、もっと実感できるような体験を届けることができるんじゃないかなと思っているので、それを頑張りたいなと思います。
――10周年に向けてさまざまなプロジェクトが進行するなか、4月25日から「QuizKnock10周年記念展」(HMV各店で順次開催)も始まりますね。見どころを教えてください。
ふくらP:僕らの年表は、実際に撮影に使用した小道具や、今回初めて公開する立ち上げ当初の写真などもあり見応えがあると思います。それと、「QuizKnockの動画ができるまで」という展示がオススメです。以前、YouTubeで「1本の動画ができるまで」という動画を作ったんですけど、それの展示バージョンを作っています。当時の動画の中では公開できなかった、実際の企画書や校正・校閲に使うシートなども公開する予定です。こうした展示は今まで出たことのないものなので、面白いんじゃないかな。僕らのいつものYouTube動画とは、ちょっと違った角度の見方ができるかなと思います。
(取材・文:齊藤恵 写真:高野広美)
『QuizKnock10周年スペシャルブック 十字路』は、KADOKAWAより4月16日発売。価格2500円(+税)。
『QuizKnock10周年スペシャルブック 十字路』書影

