須田亜香里、「ありたい自分」を貫いたSKE48時代 最新フォトブックでは「楽しさに素直な表情を読み取ってほしい」
須田亜香里
――今回のロケ先のようにあみだくじで決めたいほど、迷った経験はありますか。
須田:アイドルからの卒業は、飛び降りるような気持ちでした。私は31歳で卒業したんですけど、20代で初めて出した本に「30歳になったら私は生きていないと思う」と書いていたくらい、アイドルとしての生き方しかしていなかった。今でこそ30歳を超えてもアイドルをやっている方は多いけれど、30歳より先の人生って当時は想像できなくて。不安ではなくなってきたから結局卒業したんですが、何者でもなくなる瞬間を迎えるのはすごく怖かったですね。
――当時、30代のアイドルが当たり前のようにいる環境だったとしたら、辞めていなかったかもしれない?
須田:いや、辞めてますね。48グループである限りは辞めていました。48のファンの人って恋愛が嫌いな方が多いので(笑)。今は恋愛OKなグループさんも多いし、恋愛を禁ずることが良くないみたいな風潮になっているけど、実際にルールがあるかないかは置いておいたとしても、アイドルの恋愛はタブーに見えていた中で生きてきたし、ファンの方の目にもそう映っているグループだったので「30歳を超えてもアイドルをやっている人が多いから私ももっとやればよかった」とはまったく思わないです。それが私の中での48への誠意だし、けじめ。「人生をここで切り替えてもう1回生き直すぞ」と思っていたので、悔いはないです。
須田亜香里
――アイドルの恋愛を禁止することそのものについてはどう思っていますか?
須田:お話が出ちゃった子とかを見ても、かっこいいなと思っていました。「この人は自分の好きなこととかやりたいことを持っている人なんだ」って。私は「自分がこうありたい」を重視して「自分がこうしたい」を出せずに生きてきたので、「卒業するときも恋愛していなくて偉いね」と30歳になって言われることに違和感があったくらいで。
別に偉いと言われたくて恋愛していないわけじゃなくて、好きなものに正直になれなかっただけなのに、という劣等感があったから、恋愛している子を見ても「いいじゃん」と思いますし、恋愛しないと決めている子がいても「いいじゃん」です。どれも否定しない。もちろん、ファンに対して誠意がなかったり、傷つける行動をしているなと思う人に対しては、ちゃんと後先考えようねとは思うけど、好きなことがあることに関しては「かっこいいな、ロックだな」と思います。全然どっちも悪くないと思います。
――最後に、今後の展望を聞かせてください。
須田:仕事の7割が名古屋なのですが、今ある地元のお仕事がそのまま続くのが理想です。1日でも長く続けさせてもらえたら幸せ。それ以外は結婚するまで見えないですね。どこの人と結婚するかで、私の拠点も変わると思うんです。名古屋の人と結婚したら名古屋がお家になるだろうし、北海道の人と結婚したら北海道のお家になるだろうし。逆に私に合わせてくれるスタイルもあるのかなと思うけど、どこの人と結婚するのかも何も決まっていないから、将来も何も決まっていない、という感じです。
――未来のパートナー次第なんですね。ありがとうございました!
(取材・文・写真:山田健史)
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