浅香唯&大西結花&中村由真、『スケバン刑事III』から40年 いつまでも変わらない風間三姉妹の絆
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中村由真
――3人で姉妹のような絆を育みながら作り上げた『スケバン刑事』。今、ご自身にとってどのような存在になっていますか。
浅香:私たちにとって『スケバン刑事』は、本当にとても大きな存在です。ここまで皆さんに愛していただける作品になったんだという、その思いも抱えていくべきものだと感じています。『スケバン刑事』の撮影が終わった瞬間は、「やっと解放された」とホッとしたんです。でも今振り返ると、その解放はものすごく寂しいことで、そう感じるくらい濃厚でかけがえのない時間だったということ。あの頃には分からなかったことも、年月を重ねた今だからこそ気付かされることがたくさんあります。
中村:私は、デビュー作である『スケバン刑事』からすべてのことを教わりました。『スケバン刑事』が初めだったので、それからのお仕事はどれも苦労に感じないくらい(笑)。それくらい、いろいろな経験をさせていただきました。共演者の長門裕之さんからは、「とにかく、遅刻だけは絶対にしちゃいけないぞ」と教えていただいて。それなのに私、2時間も遅刻したことがあるんです…。
浅香:ええ!? 覚えていない!
大西:そんなことあったっけ!? 由真がパジャマで撮影に来たことは覚えているけど(笑)。
中村:それもあった(苦笑)。でも2時間の遅刻はそれではなくて、スペシャルの時。京本政樹さんもいらっしゃったし、たくさんの方を待たせてしまったんです。大渋滞にハマってしまい、到着した時には、ものすごく泣いてしまいました。皆さんに謝りに行って、怒られると怖がっていた私に対して、長門さんは「仕方のないことだよ。こういうことはある」と言ってくださった。皆さんに本当に温かく接していただいて、その時の出来事は今でも忘れられません。
浅香:ものすごく大切な教えだね。
大西:私にとって、本格的な殺陣はこれが初めてでした。特に受け身がどうしてもできなくて、でんぐり返しのような練習を何度もしたんです。2人はすごく上手にできるのに、私はなかなかできなくて「どうしてこんなにできないんだろう」と思うくらいでした。でも受け身は絶対に必要なので、「これは乗り越えなければ」と思って練習しました。また決めポーズや、驚いた時に一歩引く動きなど、大きな動作をする際にはいつもぎこちなくなってしまって。それは唯と由真も同じで、決めポーズについても「ここの位置が違う」とお互いに細かいところまで確認し合いながら、指が攣りそうになりながら練習したりして。少しずつ、自然にできるようになりました。そうやって3人で一緒に乗り越えていった時間も、絆につながったんじゃないかなと思います。
浅香:たとえば“リリアンの編み棒がバーッと飛んでいく”という一瞬のシーンでも、ものすごく時間をかけて撮影しているんです。今のようにCGがない時代ですから、すべて手作り。そういった場面もスタッフさんがアナログで必死になって作り上げていました。
大西:爆破のシーンだって、本物の迫力がすごいよね。今ならCGでやるようなところ、私たちは本物の爆風を受けていたもんね。
浅香&中村:受けたー! 熱かったよねー!
――ぜひ観返してみたいです!
大西:1話では、お父さんのいる家が爆破されてしまうシーンがあります。私たち3人の背中越しに、手を振っているお父さんが映っているんですが、あの私たちの反応はリアルな動きです。びっくりしたよね!
中村:一発勝負で。本当に驚いたよね。
浅香:本物の家を建てて爆破をしたり、リアルな迫力を感じていただけると思います。ぜひ観返していただけたらうれしいです!
(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)
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