水川あさみ、一人二役での主演は「新しいチャレンジ」と満足げ
今後演じてみたいキャラクターを聞くと「自分が面白いと思えれば、犯罪者とか悪女でもいい。それを私がやってみたいかどうか、チャレンジできるかどうかが一番大切だと思っています」と話す。
本作はそんな水川の女優としての信条にかなった作品となった。それは先に上げた慣れない撮影スタイルだけを指すのではない。完成した映画を観て見つけた新たな一面を聞くと「クマがあって、げっそりしていて、ブスでした」と笑う。その真意について「女優という仕事をする中で、綺麗に映ることは芝居をする上で時に邪魔な感情だと思うんです。でも綺麗に映らないといけないという思いもどこかにある」と葛藤を明かしながら「今回は役柄に見合って不健康そうな顔で映ることができたし、綺麗でいなければいけないという気持ちを捨てて挑むことができたんです」と自らの理論の実践に嬉しそうだ。
映画『バイロケーション』は1月18日公開。別エンディングの『バイロケーション 裏』は2月1日公開。