NHK朝ドラ女優決定の土屋太鳳、演技の原点は小学4年生「他者を生きる魅力を感じた」
映画
由佳はロックンローラーを目指す少女（実はオンチとの設定）。劇中で幾度か披露する曲の歌詞は土屋本人によるものだ。「書いたときのことをあまり覚えていないんですよ。でも脚本を読んで感じたことをぶわ～っと吐き出しました」と明かしながら、「本当は由佳だって友達も欲しいし、人を信頼したかったんだと思います」と人狼として生きた辛さを振り返った。
「実際の私は『るろ剣』の操ちゃんに近い」と屈託なく笑う土屋。演技に興味を持ったきっかけは小学4年のときの演劇発表会に遡る。「酔っ払いの役をやることになって。ペットボトルを徳利に見立てたり、ネクタイを首からぶら下げたりして自分なりに工夫したんです。そしたら周囲の人から良かったよって声を掛けてもらえて。今思えばですけど、そのときに観客とのコミュニケーションを感じたり、他者を生きる魅力を感じたのだと思います」。
そして「人の心にしっかりと何かを届けられるようになりたい」と澄んだ瞳で抱負を口にし、「この作品にも多くの人に出会ってもらって、自分らしさとか、生きていることの本当の実感はどこにあるのかといったことを感じてもらいたいですね」とメッセージを送った。（取材・文・写真：望月ふみ）
『人狼ゲーム ビーストサイド』は8月30日より新宿武蔵野館ほかにて公開。
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