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伝説のアクション女優・森永奈緒美が語る、30年目の『宇宙刑事シャイダー』

映画

森永奈緒美(写真左)『宇宙刑事シャイダー』アニーについて語る
森永奈緒美(写真左)『宇宙刑事シャイダー』アニーについて語る(C)2014 東映ビデオ・テレビ朝日・日本コロムビア・東映AG・東映

 東映Vシネマ『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION 焼結編』(11月7日発売、脚本:荒川稔久/監督・アクション監督:坂本浩一)で、80年代を代表する特撮ヒロインが復活。ウエスタンルックにミニスカートでヒーロー・シャイダー以上に大胆なアクションを披露した宇宙刑事アニーは、子供に加え大人のファンを獲得・魅了した。今回なんと、30年ぶりにアニーがオリジナルキャストで再登場! その伝説のアクション女優・森永奈緒美に伝説といまの心情を語ってもらった。

【関連】復活した『宇宙刑事シャイダー』&30年前の宇宙刑事アニー<場面写真>

 『宇宙刑事シャイダー』(84)は、『宇宙刑事ギャバン』(82)でスタートした「宇宙刑事」シリーズ第3弾。新人宇宙刑事の沢村大(円谷浩)が「焼結」してブルーのコンバットスーツに身を包み、シャイダーとなって全宇宙征服を企む不思議界フーマと戦うというストーリー。アニーはフーマが滅ぼしたマウント星の生き残りで、自ら志願して宇宙刑事となり、シャイダーをサポートする。彼女の戦いはリベンジでもあるためバードニアブラスターという専用レーザー銃を手に、文字どおり「女だてらに」敵陣に突っ込んで行く。時には鉄筋の大きな橋や、ビルの屋上の手すりにロープをかけてぶら下がり、ターザンよろしく綱渡りアクションを体当たりで披露した。
 
 「あれは怖かったです。芝浦の倉庫街で撮影したのですが、ビルとビルの間にロープを吊るして飛び出すと1回、重さで真下に落ちるんです。バンジージャンプみたいに。橋で同じことをしたときには、下が川だったので“水だったら何かあっても生きてるかな?”と思ったんですけど、倉庫街のときには下がアスファルトだったので、“何かあったら助からないだろうな”と覚悟してやった憶えがあります」と当時を振り返る。
 
 格闘はもちろん爆破や火炎をくぐり抜けるアクションもすべて吹き替えなしでこなした。毎日すり傷やかすり傷、あざは絶えなかったという。「骨折とかヒビとかそういう系のケガはいっさいなかったですね。それだけが自慢です」と笑って答える様はまさに「あの時の」アニーそのものだった。

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