伝説のアクション女優・森永奈緒美が語る、30年目の『宇宙刑事シャイダー』
それでは今回の役どころを彼女自身の口からご説明頂こう。「最初に台本を頂いて読んだときに思ったのは、“年月が経ってもちゃんと『宇宙刑事』という仕事は続いていたんだなぁ”と。フーマを倒したあと、アニーは考古学の勉強でエジプトに渡り、そこで医療に目覚め、いまは地球で女医をしていることになっていたんですけど、“そういうこともありかな?”と思って楽しく演じました」。
後輩でニ代目シャイダー役の岩永洋昭については「オンタイムで観ていてださったと聞いてびっくり。ちょうど5歳のときで、歌も憶えているとおっしゃっていましたね」。アニーの後輩・タミー役の川本まゆは今回、当時の森永のように体当たりのアクションにも挑戦。「私の撮影が1日だったので、そんなにお話しする時間はなかったんですけど、空手をやってらっしゃるとお聞きして。映像になったアクションシーンが楽しみですね」とのこと。
そして、初代シャイダーを演じた俳優・円谷浩は残念ながら2001年に肝不全のため早逝。「やはり、円谷さんにも出てもらいたかったですね……」としんみり。今回のVシネマ出演はかつての「相棒」に捧げる鎮魂歌(レクイエム)にもなった。
当時の子供たち、つまり今の大人たちとその子供たちに捧げる新生『宇宙刑事』シリーズ。「30年ぶりに演じたアニーが、当時のファンのみなさんの目にどう映るか多少不安もありますが、楽しく演じましたので是非! 観てください」とアニーからのメッセージを頂いた。
森永がナレーターを務めたTVシリーズ『宇宙刑事シャイダー』の総集編DVD『宇宙刑事シャイダー メモリアル』は10月10日発売。価格は5800円(税抜)。森永登壇の上映イベントは、9月7日に東京・虎ノ門ニッショーホールにて開催。