染谷将太&橋本愛、実写映画『寄生獣』に「関われて光栄」
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染谷が「チャレンジの多い作品だった」というとおり、アクションにも挑戦。前編でのハイライトとなるのが、新一が里美を抱えたまま窓から飛び降りるシーンだ。染谷は「二人ともワイヤーアクションをするタイプではないですよね」と笑い、「愛ちゃんを抱えて飛び降りるシーンでは、7mをフリーフォールで降りて。あんな経験はなかなか味わえない。すごかったですよ」と述懐。さらには「完成作を見て、“染谷、こんなにアクションしているんだ。似合わないな”って思った?」と橋本に質問。橋本は「あはは!」と笑い、「でも、似合わない方がかっこいいですよね。あんなにへたれだった新一くんがかっこよくなっちゃってって。様になってましたよ」と答える。
新一の右手に宿るパラサイト・ミギー役を、阿部サダヲがモーションキャプチャーで演じていることでも話題だが、ミギーに話が及ぶと「かわいかった!」と二人ともが声を弾ませる。染谷は「モーションキャプチャーのスタジオでは、阿部さんが動くと、リアルタイムでミギー化されているものがモニターに映るんです。阿部さんが台本を読んでいると、モニターのミギーも台本を読んでいるから面白くて。とても魅力的なミギーだったので、自分が下手なことをしてそれを壊してはいけないと。そこにはすごく神経を使いました」とミギーへの愛情たっぷりに語っていた。
落ち着いた佇まいながら、映画や芝居の話となると情熱が溢れ出す二人。似た雰囲気をまとった二人にも見えるが、次に共演するとしたらどんな役をやってみたいだろうか?橋本は「兄妹とかやってみたいですね」と微笑み、染谷も「不健康な兄妹になりそう」とニヤリ。なんとも楽しそうな企画だが、まずは『寄生獣』で偉大な原作に挑んだ二人の役者力を堪能してほしい。(取材・文・写真:成田おり枝)
『寄生獣』は、11月29日より全国公開。