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三上博史、自分の存在価値は「作品に捧げること」 映画出演が少ない理由を明かす

エンタメ

『贖罪の奏鳴曲』で主演を務める三上博史
『贖罪の奏鳴曲』で主演を務める三上博史(C)WOWOW

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三上博史

青山真治

 類まれなる表現力と存在感で、見ている者に強い余韻と共に多くの感情をもたらす俳優・三上博史──。そんな強い個性を持つ三上が「僕の中の不特定多数の人種、年齢、性別、すべて超えたところで表現した」と自信を持って演じたキャラクターが、WOWOW連続ドラマW『贖罪の奏鳴曲』の主人公・御子柴礼司だ。過去に殺人を犯した弁護士という役柄を通して、彼は何を表現しようとしたのだろうか。

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 本作のメガホンをとったのは、世界的に評価の高い青山真治監督。三上とは第54回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された映画『月の砂漠』以来、実に13年ぶりのタッグとなる。「青山さんとは定期的に『こんな作品をやりたいね』という話はしていたんです。これまで色々な監督とご一緒しましたが、青山さんは絵作りも、芝居も、音楽も全てにおいて細かく見ることが出来る素晴らしい監督です」。

 原作は中山七里による法廷サスペンス。「贖罪」というテーマを中心に、多岐にわたる感情が詰め込まれており、表現方法のさじ加減で、解釈がまったく違うものになるという面白さと怖さを持っている。それだけに「第1稿の台本が出来上がってからは青山さんと"悪だくみ"をするために、綿密に話し合いました」と現場でどんどんアイデアを出し合い、登場人物の心に耳を傾けていったと言う。

 そんな現場を味わえるのは「青山監督ならでは」だと三上は断言する。「現場で起きたライブ感をどうとらえるか。例えば(『戦場のメリークリスマス』の監督の)大島渚さんは、現場での発想力、偶然性を取り入れるのに貪欲な方でしたが、青山さんもハプニングや偶然性を『いただき!』って考えられる人なんです」。
 
 現場で起こる偶然性を取り入れること──それは「役作りは一切しない」という三上にとってはたまらない瞬間でもあるのだ。「もちろん、何度も台本を読んで、役柄についてしっかり準備はしますが、本番でカチンコが鳴った瞬間、沸き上がってくる感情は、その時になってみないと僕も分からない。当然プランとは正反対のこともある。それを正解と見るか不正解とするかは監督なんです」。

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