SKE松井玲奈&大矢真那、濃密な6年間で「一番流した涙」とは?

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AKB48最初の姉妹グループとして2008年に結成されたSKE48。紆余曲折がありながらも、2年連続NHK紅白歌合戦出場や、単独ドームコンサート実施など、48グループをけん引する活躍をみせてきた。そんなSKE48の6年間の歴史が詰まったドキュメンタリー映画『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』が公開を迎える。第1期メンバーの松井玲奈と大矢真那に濃密な6年間の想いを聞いた。
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結成当初、SKE48のメンバーの心の中心にあったのは「AKB48を追い越すことだった」と大矢は振り返る。しかし、SKE48以外にも、NMB48やHKT48など多くのグループが誕生すると、いつしか「48グループを盛り上げていこう。グループの中で、自分たちの個性を出して、突き抜けていこう」という想いに変わっていったと言う。
一方、SKE48の中心としてグループを引っ張ってきた松井も、加入当初とは考え方が大きく変わったという一人だ。「SKE48に入った当初は、前に出ること、一つでも真ん中に近づくことが自分の目標でした」。しかし時間が経つにつれ「自分がセンターに立ちたいという想いではなく、センターに立てる子を作っていかないといけないんだなって考えるようになったんです」と、俯瞰してグループ全体を見ることができるようになったことを明かす。
メンバーひとりひとりがチームの成長を考えることにより、SKE48は強くたくましいグループになっていく。しかし、その過程にはさまざまな葛藤や想い、そして“涙”があった。「私は寂しいという気持ちの涙を多く流したかな」と語った大矢。「もちろん悔し涙もありましたが、私はどちらかというと悔しい時は、泣くならその気持ちを蹴とばすぐらい頑張ろうって思うタイプなんです。でもメンバーの卒業だけは6年間活動していても慣れませんね。どうしても寂しくて涙が出てきちゃうんです」。
松井は「私は、孤独を感じて涙が出てしまったことですね」とつぶやく。「最初のころは、自分からみんなに壁を作っていたんです。一匹オオカミで、グループにいても、上にいくためにここにいるんだっていう気持ちで。でも一方で、本当はみんなと仲良くやっていきたいという気持ちもあって、どうすればいいのか分からなくなってしまって……。そういった中で孤独を感じて涙することもありました」。