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20年目突入のテレ東『午後のロードショー』、独自路線を貫く番組編成のこだわり

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 「最初はオーソドックスに俳優さんとか刑事(デカ)で括っていたんですけど、あまり見ている方の興味を引かなかったみたいで(苦笑)。そういう意味で、やっぱり見ている方が何か期待できるものがないとダメなのかなと思って、それこそサメだったり『エイリアンVSプレデター』みたいな異種格闘技系の“対決”ものを組んだり」と、当時を振り返る。

 「数字がよくなってきたのはパニック系を適当な間隔で入れるようになって、割とみなさん地球が凍ったり隕石が降ってくるみたいなものがお好きなようで(笑)。動物に関しても、何かが襲ってくるっていうのは考えようによってはパニックものですよね。恐竜特集や巨大生物も、それに類するものになっていると思います」。

 だが、そうしたパニック系もしくは巨大生物系の作品というのは映画界において希少ジャンルであり、そうそう溢れているものではない。絶対数の少なさから数を揃えるのに苦労したと夏目プロデューサーは話すが、『午後のロードショー』のカラーが知れ渡るにつれ、逆に販売会社から売り込みがあったりで購入先が広がり、そういったカラーの映画を集めやすくなったという。

 「多くの人が楽しんでもらえる映画っていうのは意識しないといけないなと思ってます。肩が凝らないで見られて“なんか面白かったな”っていうもの、あるいは“何だこれ!?”っていうツッコミが楽しめたり。3月に結構頑張って集めたワニ特集をやっちゃったんですけど、次はヘビ系の特集をもうじきやると思います(笑)」。

 4月からは月~木に加え、新たに同時間帯での『午後のロードショー:金曜版』もスタート。世界のまだ見ぬ名作(迷作?)たちとの出会いをくれる平日昼のワンダーランド、『午後のロードショー』を心して見るべし!(取材・文:しべ超二)

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