松田翔太、前田敦子との初共演秘話を明かす「スタッフさんがメロメロでした」

関連 :
乾くるみの同名小説を映画化した『イニシエーション・ラブ』で初共演を果たした松田翔太と前田敦子。堤幸彦監督のもと「映像化不可能」と言われたトリッキーな世界に飛び込み、見たことのないラブストーリーを完成させた。共演の感想、役者としてのモットーまでを語り合ってもらった。
【関連】「前田敦子」フォトギャラリー
スタイリッシュなイメージのある松田が、静岡時代から付き合っている彼女・マユと、上京して出会った女・美弥子の間で悩むという、いわば普通の恋愛に悩む男を演じており新鮮だ。
松田は「一般的な男性の考えることをやっている男。素直で典型的、誠実な男だと思っていて」と二股をかける男性心理に共感する点も。マユという究極の“かわいい”を体現する女性を、ハマり役として演じている前田も「あの立場だったらしょうがない」とサラリと理解の気持ちを明かす。「こちら側にわからなければいいですよね。環境の問題なんじゃないかな」。
「脚本を読んだ後、原作を読んだ」という二人だが、松田は「このストーリーに裏をもたせているところがすごい。鈴木って悪い奴なんだっけと感じたり、不思議な感覚に陥るんですよね」と盛り込まれたトリックにうなる。前田も「すごい面白かった!」と脚本に惚れ込みながら、「堤監督が撮るならば、絶対に普通の恋愛映画にならないという期待がありました」と堤監督への信頼感を吐露。完成作への満足度が伺える。
カップル役として初共演を果たした。松田は「ポジティブですごい明るい。人見知りだと言うんですが、まったくそれを感じなかった。どんどん入ってきてくれるので、カップルを演じるのはやりやすかった」と前田の印象を告白。「勘が良くて、臨機応変に対応してくれる。実は頭がいい(笑)」と、からかいながらもその女優力を絶賛する。
さらに「スタッフさんが前田さんにメロメロでした」と役柄同様、前田が現場でもアイドル的存在となっていたことを明かすと、前田も楽しそうににっこり。前田は松田について、「とてもスマートな方で、翔太くんと一緒にお芝居をすると、『どうしよう』と思っていたものをすべて吸い取ってくれて、スッキリする感じがあって。ありがたかったですね」と相性もバッチリだ。